名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

SS3-2 急戦向い飛車(21)

2024-03-17 | 基本定跡の研究

33角戦法の持久戦への対応策を調べます。

この図から、21飛に36歩として、「25桂ポン」には対応できるのでしたね。44歩を突く形から見てみると、48銀43銀56歩32金77銀64歩66歩74歩68金上63銀57銀72金67金右

後手は4筋から攻めるような手もないので、ツノ銀に構えてみました。(先手が55歩を突くのもあるので) 54歩86銀73桂77桂

風車のように71玉 (52に持っていきたい) とすると、 75歩同歩同銀74歩53角

この後に64銀と出る攻め筋があって先手有利になります。

なので戻って

42金くらいですが、75歩同歩46角

53金には65歩で十分すぎます。45歩37角35歩75銀36歩64角

これもはっきり先手有利、評価値は+497あります。

後手は玉の移動を早くした方が良いのでしょうか。54歩の代わりに71玉46銀62玉

これは35歩同歩24歩同歩35銀として

先手ペースで戦えます。

ならば後手は45歩を突くのですが、

57銀62玉 (55歩~56銀もあるけれど) 86歩52玉88銀54歩87銀73桂77桂

後手のねらいは千日手含みで待つことくらいですが、先手は様子を見てから (58金が必要か) 37桂~46歩同歩同銀と打開できます。この図の評価値は+172の先手ペース。まだ難しいけれど、後手を持ちたい人は少数派でしょう。

 

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