飛び出せ! 北の宇宙基地

北の地である北海道で、人工衛星の開発などを行っている 北海道工業大学 佐鳥研究室の活動日記です。

【宇宙空間産業研究会】20120610

2012-06-10 21:56:23 | 佐鳥新の教授&社長日記

タイトル: 2012-02-26アフリカ衛星システム企業、防衛開発のための道を開く

革新的な中小規模の衛星システムSunSpace社は、同社開発のSumbandila衛星が、将来には国産の通信衛星の要件を満たすための研究と開発に道を開くものであると述べている。通信衛星は南アフリカ国防軍(SANDF)がコントロールしている。

SunSpace社長のロン・オリバーによると純国産のサンバディラ衛星はグーグルアースよりも紛争地帯の衛星画像をアップデート可能としている。グーグルの画像は知名度の低い地域の画像は30年前の画像であるとしている。また、国際的な衛星画像供給会社から購入しても特定の地域の画像が価格的にもリーズナブルではない。

サンバディラ衛星は小型の地球観測技術実証衛星で2009年にカザフスタンから打ち上げられた。質量は82kg。高分解能の撮影装置を搭載し、実験用のアマチュア衛星通信用通信ペイロードも搭載している。

打ち上げ後2年半経過して依然として機能しているが、画像収集機能は停止している。今後の目標は、これまでの学習した技術をもとにアフリカ資源管理衛星コンステレーションに反映させ、インド、ブラジル、南アフリカ共同衛星を開発し、高分解能地球観測衛星、ナビゲーション衛星ギャップフィラ、そして可能性として将来の通信衛星開発に結び付けたいと関係者が述べている。そしてこれらの衛星に相乗りペイロードとして軍事諜報向けペイロードを搭載することも検討している。

出典:http://www.spaceref.co.jp/index.html



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