■昼に光合成、夜に分裂する仕組み解明
生物の活動は昼と夜の周期によって調節されている。昼に光合成し、夜に細胞分裂する仕組みを、国立遺伝学研究所の宮城島進也(みやぎしましんや)特任准教授と藤原崇之(ふじわらたかゆき)研究員、墨谷暢子(すみやのぶこ)研究員らが単細胞の紅藻を使って、分子レベルで解明した。光合成と細胞分裂という2つの主要な生命活動を時間的に仕分けすることで、環境に適応する生物の巧みな生存戦略がうかがえる。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=00020140509006
■九大と東工大、約40億年前の月は今とは異なる角度の自転軸だったことを発見
九州大学(九大)と東京工業大学(東工大)は、太古の月には地球と同じように大規模な磁場が存在していたこと、現在とは数十度異なる自転軸だったことを明らかにしたと共同で発表した。
http://news.mynavi.jp/news/2014/05/09/090/
■地球内部を透視できる!? -東北大などによる反電子ニュートリノ方向検知技術
同技術は、東北大ニュートリノ科学研究センターの地球ニュートリノ観測技術と、東大 地震研究所で開発が進められている火山のミュオグラフィ技術を融合することで生み出されたもの。研究グループでは、同技術を活用することで、破局噴火を起こすような巨大マグマだまり、地球形成過程で局在化したコア・マントル境界の巨大不均質構造など新たな観測窓を開けくことができるほか、原子炉モニタリング、天体物理学での活用も期待。
http://news.mynavi.jp/news/2014/05/09/293/
■深海魚が「豊漁」 海の底で何が起きているのか?
最近、日本各地で深海魚が浜辺に打ち上げられたり、浅い海で漁の網にかかったりするなどして、話題になっている。3月、山口県長門市の白潟海岸に、体長4メートルを超える「幻の魚」リュウグウノツカイが打ち上げられた。リュウグウノツカイは普段、水深200メートルほどの光の差さない深海に生息している。
深海魚の動きから地震を予知する理由は、海溝型の地震が起こると、岩盤の歪みからくる電圧で電流が流れ、ほんのわずかな電流でも感知する能力を持つ深海魚が、電流を避けるために浅い海まで上がって来るというもの。電流を避ける行動は、水槽の中の金魚での実験でもみられるという。
この「地震予知説」の他にも、海水温が低い季節に、深海の温度と海面に近い海水の温度の差がなくなり、境目が分からなくなった深海魚が間違って上がってくるという説もある。
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7821