うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

ヴィシソワーズ

2011-05-16 21:03:56 | グルメ
何時、食べたかわからないほど久しぶりにヴィシソワーズを頂きました。ジャガイモの冷製スープです。私の若い頃もそうでしたが、あまりフランス料理でスープをメニューに載せなくなっているようです。
例えばコンソメスープは、材料と手間と暇がとてもかかる料理ですが見た目は、琥珀色の澄んだ液体ですから、なかなか高い値段を付けられないと聞きます。またブイヤベースは本来スープをパンに浸していただくものですが日本では豪華な魚介料理になっています。
毎朝、味噌スープがないと一日が始まらない私としては、もっとメニューに載せてもらいたいと思います。
今、フランス料理もデギュスタシオンに代表されるように、少量で多くの皿数の料理が出される場合が多くなっているようです。その流れの中では、料理のバリエーションの点で、スープの必要性も高まっているのではないでしょうか?
その中にあっても、私の偏見かも知れませんが、スープはオニオングラタンスープのような温まるようなイメージがあります。ましてや冷たいスープは味わいの点でおいしさを出すのは難しいはずです。そんなこともあり長くヴィシソワーズを頂く機会がなかったのかも知れません。
このスープは味わいがクリアで懐かしい味がしました。もう冷製スープを頂く季節になったんですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

FLEUR

PAYSAGE