うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

稲藁の香

2010-09-06 23:00:51 | 日常
まだまだ暑い日が続いていますが、5月に植えられた稲が収穫の時期を迎えつつあります。稲穂が充実して重く垂れています。この稲ももうすぐ刈り取りでしょう。この地域はコシヒカリが多いようですが、”あさひの夢”など珍しい品種も植えられているようです。
私の田舎にも少し田んぼがあります。子供の頃、刈り取りの時期には少し手伝ったことがあります。無論、戦力になっているわけはありませんが、それなりに稲を担ぎ体が痒くなったのを覚えています。
最近では、子供が田んぼで手伝っているなどというところは見たことがありません。機械(コンバイン)で刈り取っておしまい。合理的といえば合理的ですが、少し寂しい気がします。
稲を担いだときに稲藁の乾いたむせるような香りがしました。その香りだけは今も変わらないようです。
コメント
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