さるみみ屋

夫サボさん、私さるみみと2000年生まれ長男コナンくん
2004年産次男エナリくんとの「人生楽ありゃ苦もあるさ」日記。

「総理の夫」読破

2014-03-30 23:19:03 | さるみみ文庫2014
原田マハの作品。出てすぐに図書館に予約かけたんだけど
やっぱり結構待たされたかな。
なんせ「楽園のカンヴァス」読んだあとだっただけに期待も大きくてね。

簡単に言えば、これはあまり普段読書をしない若い女性が読むにはいいと思うけど
ある程度読書が好きな人、あとサボさんみたいな中年男性が読むにはちょっと物足りない。
なんていうのか、少女マンガ的な小説だった。

史上最年少で、かつ史上初の女性総理大臣になった女性の夫の日記、という形で
書かれてるんだけど、まず設定がすごく少女マンガ。
美人で高学歴で、両親も著名人な主人公。
夫は日本有数の大企業グループの御曹司。しかも次男で草食系。

総理になった彼女の主張っていうのがまた青臭く、なんかスローガン的、かつ
中学校の生徒会的。展開もちょっと都合よすぎてホントにマンガみたいなのよね。

総理の夫の立場で物語を描く、という視点はすごく面白かったから
もっと掘り下げて書いてたら興味深いものになっただろうと思うんだけど、
そういう意味で物足りなくて残念。

途中で「本日はお日柄もよく」の登場人物がちらっと出て来てて
原田マハ読者としては「くすっ」と笑ったりもしたね。
ただ、あの本よりも政治の世界をテーマに食い込んで書いてるはずなのに
あまり重さがない。日本の窮地に彗星のごとく現れた政治家、というキーワードで
は「コラプティオ」も似ている感じだけど、やっぱり個人的には
「コラプティオ」の方が断然よかったかな。
リアリティ追求型読者な私だからダメなのかしらね。

個人的には「ジヴェルニーの食卓」も予約しているので
そっちには期待したいところ。
ちょっと次はいったん小説を離れてみようかな~と思うところ。

春休みに入って。

2014-03-28 13:22:03 | Weblog
子どもたち二人とも春休みに入って、なんか家の中は片付かないし
一日中ごはん作ってる感じがあって落ち着かない。
新学期に備えて靴とか本人がいないと買えないようなものを買いに
外に出たいんだけど、コナンは「めんどくさい」と言って一緒に出てくれない。

このコナン、2月くらいから、春休みに入ったらJRに乗って日帰り旅行をしようと
計画していて、一人でそういうのもいいんじゃない?って感じで
私たちも了承していたんだけど、それを友達に話した途端「行きたい!」ってなって
結局友達3人も加わって合計4人で室蘭に遊びに行くことになってた…

朝6時に家を出て、室蘭まで行って科学館見学して
カレーラーメン食べて、地元の人とコミュニケーション取ったりして
本人的には「社会見学」だったらしい。
旅から帰ってきたら夜7時半過ぎ。かなり充実の日帰り旅行だった様子。
その旅の様子を一緒に行った友達がLINEで随時報告していたようで、
同じ学年のLINEやってる子たちが、コメントたくさんくれてたみたい。

帰ってきたら、今度はその旅の様子を報告書作って先生に出すらしい。
報告書って…別に求められてないのに。

夏休みはまた別の方面に出かける予定を立てるんだって。
成績悪かったら行かせないことになってるんだけどね。

エナリはエナリで、暖かくなって連日外遊び。
おかげで靴も洋服も毎日びちゃびちゃで、特に靴は乾かないから
「今日は靴がないから遊びに行かないで!」と外出禁止令も出したりして。
今回は春期講習に行かせようかとも思ったんだけど、なんか途中でめんどくさくなって
(申し込むだけなのに)結局やめた。
夏でいいや。

最近ちょっとエナリが「受験しようかな」っていうときがあって
「じゃあ、そのために塾に通ってもいいって思ったわけ?」と聞くと無言。
受験のために準備が必要だってことを言われると、その覚悟はないから返答に困るのよね。
自問自答するんだろうね。兄ちゃんが受験してるから自分もすべきなのかとか。
私もサボさんも別にそれを望んでないんだけど、エナリとしては微妙な気分なのかしらね。
まあ、いろいろあるわさ。

いよいよコナンは中2、エナリは5年生。十分新学期に備えてもらいたいものだわさ。


「共震」読破

2014-03-22 21:34:27 | さるみみ文庫2014
「震える牛」でおなじみの相場英雄作品。
今回は被災地が舞台になっていて、復興に一生懸命関わってきた県職員が殺された、
というところから始まる推理小説。

なかなか読み進まなかった。
なんで読み進まなかったのか。

一つは、時間が飛ぶこと。
震災直後と、2年後を行ったり来たりするのが読みにくかった。
しかも人が何人か出てくるから、震災直後のAさん、2年後のBさん、とかそんな感じで
いろいろ飛んじゃうのがね。とにかく頭の切り替えが大変でね。
決して読み手に優しい本ではないな、という感じ。

二つめとして、震災直後の被災地の様子が生々しすぎて
重たかったのが、読み進める気力を萎えさせたということもある。

そういう意味で、この本は被災地に生きる人々の現状を伝えるノンフィクションだったら
非常に重厚で読み応えがある本だと思うんだけど、
なんか途中で犯人のトリックを読み解いていくところがね。
犯人を完落ちさせる手がね。

とにかくB級な感じなのよね。
なんかこの本に出てくる宮沢という記者が途中から船越英一郎に思えてきて
もう2時間ドラマ的な感じが随所に表れて。
ノンフィクションだったらすごいリアリティがあって評価できるんだけど
ミステリーとしてはB級すぎる。
なんかそれをわざわざ被災地ネタで書く必要があるのか?と思ったよ、ホントに。

特にプロローグに出てきた女性が、途中で事件のキーになるのかと思ってたのに
結局何の役割も果たさないまま最後に出て来たりして、それも小説の構成として
必要な人物だったのか?と思うし。
とにかくエンタテインメント小説としては三流すぎるのが残念だったかな~

もうここ3冊くらいハズレが続いてるのでちょっとスカッとする本が読みたい!

コナンの三者面談

2014-03-20 08:06:36 | Weblog
コナンの中学校の三者面談があった。
もう最近じゃ、私やサボさんがあれこれ言ったところで全然言うことも聞かないので
私も「ああ、やっぱりそういう年頃だから、自分でこのままじゃだめだ、とか
思わない限りどうにも変わらないよな~」と感じていて、
部屋が荒れていようとも、勉強せずにゲームばかりやっていたとしても
特に何も言わずに過ごしていた。

加えてコナンのクラスはプチ崩壊中で、担任の先生は若くて
なんとなくみんなをまとめきれていない気もする。
でも、もう中学生だしイチイチそういうことに親がおろおろしても仕方ない。
幸い?コナンはその担任の先生のことを気に入っているし
クラスも確かに羽目を外す子はいてうるさいし、先生にも注意されるけど
嫌いじゃないし…って感じで学校大好きだし、
ここもいろいろ気になってはいたけど、最近では特に何も言わずに静観。

つうか、正直言ってコナンのことだけを考えてる場合じゃなかったから
ほおっておいた的な??

ここのところ事務局だから学校行事のあれこれで忙しかったし
次年度の役員配置の件でも考えることたくさんあって忙しかったし、
図書ボランティアが来年度は開放図書館がらみで全然形が変わることに
理不尽さを感じてあちこちで「物申す保護者」になってたし、

そんな中でSTAP細胞のニュースが出てきてめっちゃ腹立って
東芝の機密情報が韓国に売られたニュースにもめっちゃ腹立って
行方不明になったマレーシア航空機がどうなったのかめっちゃ気になって…

とにかく簡単に言えばコナンのことはどうでもよかった私。

まあ学校に行って、先生からこの1年間のコナンの取り組みや態度について報告を受け
コナン自身も今年を振り返って感想などを述べ、教科の先生からということで
理科と英語の先生からのコメントをいただき、
「お母さんから何かありますか?」と聞かれたので
「もう親が何を言っても本人が気づかない限り何も変わらないと思うので
私から何か彼に望むことはありません。」と一言述べた。
先生も「私もその通りだと思いますので、これからも気づきのチャンスは
与えていきつつ、本人が自分で動くのを待ちたいと思います」と言われて
私も「そうですか」ってことで終了。

この間、およそ5分程度。

ちーん。

行くまでに1時間以上かけて、面談は5分。

これって「3時間待って3分診療」ってヤツみたい?

まあとにかく1年が終わる。さて、次は問題の多い面倒な中学2年生。どうなることかね。




マナさんの学校訪問。

2014-03-19 10:44:06 | Weblog
ひょんなことから、私のブログに開設当初から遊びに来てくれているマナさんのお子さんたちが通う
小学校の図書室を見学させてもらえた私。

司書の資格を持つマナさんに、図書ボランティアとして今までいろんなことを
教えてもらったり、こちらの学校の様子を伝えたりとおもにメールでの
やりとりだったんだけど、ようやく会えることに!

マナさんとこの総務の先生の前任校が私のとこの小学校だった!という偶然もあり
これまでこちらの先生にも「機会があれば交流したいです~」と言ってたんだけど、
結局忙しくて実現しないままに年度末

しかもここにきて、うちの小学校は開放図書館づくりの道を
わき目もふらずにひた走る、保護者の意見すら聞かない感じになって
もう他の小学校の例を参考にするとかいうこともなくなってるんだけど、
それでもマナさんに会いたいし、悔しいから見学して
「開放しなくてもちゃんとやってるところだってあるんだからっ!」って
恨み言の一つでも言ってやるんだ!くらいに思って、とりあえず先生に筋通して、決行!

マナさんに最寄駅までお迎えに来てもらったりしてVIP待遇の私

そしてついに、マナさんが一人で2年かけて手を入れてきた図書室を見せてもらった。
うちの学校よりも児童数が多いので蔵書数もずっと多いんだけど、
子どもたちが喜びそうな本がたくさんあって、学校によって本当に図書室の本は様々なんだな~と思う。

マナさんとこは、読み聞かせボランティアもしっかり組織化されていて通年で活動しているし
絵本を読めるようなスペースも確保されているし、企画展示コーナーも作られてたし
本棚が足りないってことで、カラーボックスを利用して子どもたちが手に取りやすい絵本棚も
作られていたし、何も開放図書館にしてなくても
きちんと子どもたちのことを考えて機能している学校もあるんだって!

まだまだ私たちも開放図書館にすることばかり考えるんじゃなくて、もっと図書室の中を
きちんと整備したり、ボランティア活動も組織化させたり、まだまだできる活動はたくさんあって
そういう様々な手を尽くしても「やっぱりもっと本を充実させたいよね」ってなって初めて
「開放図書館にしよう」って結論づけるべきなんじゃないかと思う。
今のままじゃ開放することが目的になっちゃって、本当に子どもたちや地域のための
図書館にならないまま終わりそうな気がしたわさ。

写真は私がいくつか撮影した中で、うちの学校に今すぐにでも欲しいと思った大型本。
うち、全然大型本ないのよね~。読み聞かせで活躍するよな~この本。
そして喜ぶだろうな~子どもたち。特に低学年の歓声が遠くから聞こえた気がするわ。

早速先生にレポート書いて訴えちゃうぞ。









「掏摸」読破

2014-03-18 08:49:19 | さるみみ文庫2014
中村文則の作品を初めて読んでみた。
これも純文学好きなサボさんが「これどうだろう」とか言って
いきなり本屋で買って(帯に踊らされてた気がする)私も読んでみたんだけど
なんか、もう読んだのも時間の無駄だったと思うくらい嫌な本だった。

アンダーグラウンドな世界を描いてるってところで既に嫌悪感あるのに
「この登場人物は何のために出てるの?」ってわからなかったり、
何のためにこの本の中に出てくる事件を起こすのか、背景が全くわからない。
最後に主人公が死んだのかどうかもわからない。
なんか全体的に何がなんだかよくわかんない作品だった。

とにかく暗く、救いがなく、もう嫌な感じ満載。

たぶんもうこの作家の作品は読まない。
ちなみにサボさん、彼の作品この後「銃」っての読んでるんだけど
「そっちの方がずっと暗くて救いがなかったよ」
って…これ以上に救いないってどういうことなの?

とにかく残念だけど、楽しめなかったわ。

サクラサイタ??

2014-03-17 22:30:14 | Weblog
今日は公立高校の合格発表日。
小学校のときのクラスメイトのお兄ちゃんお姉ちゃんたちの進路が
決まるんだと思うと不思議な感じ~
こちらからは「どうだった?」と聞けないので、うまくいってることを祈りつつ…

しかし、驚いたのは今って札幌管内だけなのかな?
公立高校の合格発表がネットで確認できるんだね~!!
ママ友も、子どもは一緒に受けた友達と現地で番号を確認するみたいなんだけど
母はネットで確認するって言ってたのよね。
一応携帯持たせてるけど、報告待つのもちょっと連絡が遅かったら気になっちゃうから
ということで、先に自分の眼でも確認したいと言ってたんだよね。

大学の合格発表は既にネットでやってるところも多いし、
札幌の私立中学もネットでも発表してくれる学校もあるから当たり前なんだけど
高校もなのね~

確か自分の時って、現地に行って確認したけど
受験番号と名前まで書いて掲示してあった記憶が…
当然今は名前なんて出されてないよね、たぶん。受験番号だけだよね?
新聞に合格者名がばばばーんと載せられていたのも今は昔。

コナンの小学校のときのクラスって2つ上に兄弟がいる人よりも
3つ上にいる人が多くて、去年卒業式のときに誰それのお兄ちゃんがどうなったとか
結構そういう話を聞いたのを覚えてる。
旭丘に合格した子がいるママ友は当時「無事受かったよ~」って教えてくれたので
「よかったね~倍率高かったから心配したでしょ。ホントよかったね~」
って私が声をあげていたら、「ダメダメダメ」ってポーズして
「(同じクラスの子の兄弟に)落ちた子も結構いるから静かにしか喜べないんだよ~」
って慌ててたのを思い出す。

うーん、複雑よね。

私は知り合いのお子さんの様子を来週あたりに入る各学習塾のチラシを見て
探してみようかな~。掲載されてるとは限らないんだけど。。

みんな今日のいい天気みたいに晴れやかな気持ちなのかしら。
みんな、おめでとう!

漢字検定合格通知届く!

2014-03-12 20:48:06 | Weblog
エナリの漢字検定の合格通知が昨日届いた。
前もって合格していたことはわかっていたけど、
実際何点くらい取っていたのかは知りたかったんだよね。
エナリ自身に聞いても、当然のことながら自信がなかった問題は覚えておらず。
過去問とか本番そっくりテストとかそういうのをやってみて
150点満点で最高が140点くらい。大体135~138点で推移していたので
まあそこよりも下は取らないだろうと。

というか、3年生の漢字なので140点以上当たり前じゃないのか?くらいのことも
思ってた私なんだけどね(苦笑)

実際合格通知と一緒に来た個人成績表を見たら、なんと147点!!
今まで練習で一度も取ったことないような超高得点!!
母は小躍りしたね。

もう3年生の漢字の検定だったってことを忘れて小躍り。
間違ったところは、これまでの練習でも必ず1問は間違っていた「筆順問題」
もう、信じられないくらい難しい書き順で漢字を書くのもめずらしくないエナリ。
まあある意味予想通りのミスだったかも。
あと、書き取りで間違ったところもあったようで、でも問題覚えてないから
どんな書き取りミスがあったのか不明。

個人成績表の下の方に次の級である7級の問題がちょこっと載っていて
それも試しにやらせてみたら、全問正解だった。
まあ、今の学年の漢字だから合ってて当然なんだけどね…

それでも人生初の検定と合格証書に大喜びのエナリ。
6月には7級を受ける決意をしてたよ。
構造が単純

今年は秋に英検5級に挑戦できたらいいな~という母の策略。
あとはエナリの頑張りでコナンが「やばい」と思って頑張ってくれるといいんだけど…


「蹴りたい背中」読破

2014-03-08 07:18:06 | さるみみ文庫2014
19歳で芥川賞を受賞した「綿矢りさ」
まあ、話題性で受賞したとかなんとかいろいろ言われていて
私自身は純文学だったこともあって読む気にもならなかったんだけど
今、めぐりめぐって、サボさんが純文学にはまってしまい、ここにたどり着いたので
私も「それじゃあついでに」的な感じで読んでみた。




正直、浅かった。


やはり話題づくりのため、なのか?

なんか主人公のハツが、にな川の背中を「蹴りたい」って思うその気持ちを
理解できなかった。なんで「蹴りたい」わけ??
「蹴りたい」っていう気持ちが、どんな思いが主人公の中にあってその行動につながるのか
その気持ちがどんなものなのか、それが明らかになる何かが起きるのか?
ハツとにな川の間に横たわる「オリチャン」の存在って結局何にも影響せず、
だったら「オリチャン」って存在は本当に必要だったのか?

などといろいろな思いがどどどどーっとあふれて、ダメだった。
読んだ私が40代だから?もっと昔だったら理解できたということか?
なんか表現とかも薄っぺらで、全然面白くなかった。

うーん。なんなのか?

図書ボランティアの未来…

2014-03-07 07:57:35 | Weblog
図書ボラで集まって春用に作ってたのを廊下に掲示してきた。
緑と黄色の市松模様にいろんなものをくっつけてさ。
たとえば、こんな感じ。

桜と鳥。



タンポポ


お祝いなバラ。

いずれも職員室にある色画用紙のみで作ってるのよ。
ペーパークイリングの手法を用いつつも、紙がでかいから扱いが難しい。

でも、それなりにかわいい感じになったでしょ??

この図書ボランティア活動、開放図書館を目指そうと、とにかく強引な学校側の思惑によって
来年度からはちょっと今までとは違う形で集められることになりそう。
のんびりまったり、過ごしてきたこの2年間は大きな力と思惑によって
進む方向を思い切り替えられる感じ。
私もたぶん来年度はボランティアやってないだろうと思う。
そんな最後になっちゃうのが残念ではあるけど、最後に素敵な作品をみんなと残せたのはよかったわさ。

もうすぐ卒業式、そして入学式。

春だわね~