原田マハの作品。出てすぐに図書館に予約かけたんだけど
やっぱり結構待たされたかな。
なんせ「楽園のカンヴァス」読んだあとだっただけに期待も大きくてね。
簡単に言えば、これはあまり普段読書をしない若い女性が読むにはいいと思うけど
ある程度読書が好きな人、あとサボさんみたいな中年男性が読むにはちょっと物足りない。
なんていうのか、少女マンガ的な小説だった。
史上最年少で、かつ史上初の女性総理大臣になった女性の夫の日記、という形で
書かれてるんだけど、まず設定がすごく少女マンガ。
美人で高学歴で、両親も著名人な主人公。
夫は日本有数の大企業グループの御曹司。しかも次男で草食系。
総理になった彼女の主張っていうのがまた青臭く、なんかスローガン的、かつ
中学校の生徒会的。展開もちょっと都合よすぎてホントにマンガみたいなのよね。
総理の夫の立場で物語を描く、という視点はすごく面白かったから
もっと掘り下げて書いてたら興味深いものになっただろうと思うんだけど、
そういう意味で物足りなくて残念。
途中で「本日はお日柄もよく」の登場人物がちらっと出て来てて
原田マハ読者としては「くすっ」と笑ったりもしたね。
ただ、あの本よりも政治の世界をテーマに食い込んで書いてるはずなのに
あまり重さがない。日本の窮地に彗星のごとく現れた政治家、というキーワードで
は「コラプティオ」も似ている感じだけど、やっぱり個人的には
「コラプティオ」の方が断然よかったかな。
リアリティ追求型読者な私だからダメなのかしらね。
個人的には「ジヴェルニーの食卓」も予約しているので
そっちには期待したいところ。
ちょっと次はいったん小説を離れてみようかな~と思うところ。
やっぱり結構待たされたかな。
なんせ「楽園のカンヴァス」読んだあとだっただけに期待も大きくてね。
簡単に言えば、これはあまり普段読書をしない若い女性が読むにはいいと思うけど
ある程度読書が好きな人、あとサボさんみたいな中年男性が読むにはちょっと物足りない。
なんていうのか、少女マンガ的な小説だった。
史上最年少で、かつ史上初の女性総理大臣になった女性の夫の日記、という形で
書かれてるんだけど、まず設定がすごく少女マンガ。
美人で高学歴で、両親も著名人な主人公。
夫は日本有数の大企業グループの御曹司。しかも次男で草食系。
総理になった彼女の主張っていうのがまた青臭く、なんかスローガン的、かつ
中学校の生徒会的。展開もちょっと都合よすぎてホントにマンガみたいなのよね。
総理の夫の立場で物語を描く、という視点はすごく面白かったから
もっと掘り下げて書いてたら興味深いものになっただろうと思うんだけど、
そういう意味で物足りなくて残念。
途中で「本日はお日柄もよく」の登場人物がちらっと出て来てて
原田マハ読者としては「くすっ」と笑ったりもしたね。
ただ、あの本よりも政治の世界をテーマに食い込んで書いてるはずなのに
あまり重さがない。日本の窮地に彗星のごとく現れた政治家、というキーワードで
は「コラプティオ」も似ている感じだけど、やっぱり個人的には
「コラプティオ」の方が断然よかったかな。
リアリティ追求型読者な私だからダメなのかしらね。
個人的には「ジヴェルニーの食卓」も予約しているので
そっちには期待したいところ。
ちょっと次はいったん小説を離れてみようかな~と思うところ。