今日から3日間は小樽の潮まつり。
小樽といえば、私たち夫婦が学生時代をすごした思い出の土地。
これまでは毎年小樽に行っていたのに、ここ数年は、なんだかんだと
機会を逃し続けていた。
新聞に、小樽の分譲マンションのチラシが入るたびに「えー、あそこに建つの?」
と、言っていた私たち。10年前からすっかり様子も変わってるんだろうなー
などと思い、これまた10年ぶりにJRに乗って小樽へ。
今回は平日ということもあって、夫抜きで子供たちと訪れた。
途中で海が見えることを子供たちに伝えていたんだけど、
実際に車窓に海が広がると、べびざるなんかは「海だ海だ!」と歓喜。
彼は本当に何にでも感動するタイプで、
今日もヨットを見ても、小さなボートを見ても、かもめを見ても、
泳ぐ人たちを見ても、最高のリアクションを披露してくれた。
連れて行った甲斐があるというものよ。
朝里トンネルを抜けて、小樽築港駅に着くと、本当に様子が違っていた。
それまでもアウトレットモールや小樽ヒルトン、観覧車が
できていたのは知ってるんだけど、巨大マンションがどどーんとそびえたち、
南小樽にもマンションがにょきにょき。
小樽の色内という商業地区にもマンションが建ってて、なんか不思議な
感じだった。そうやって新しいものばかりかと思えば、
昔からある汚い大衆食堂がまだ残っていたり、スーパーやひなびた商店が
あったりすると「そうそう、ここ懐かしいなあ」なんて安心したりして。
自分が年を取ったと痛感する一瞬だった。
でもね、この街には本当にいろんな思い出が詰まっているから
いつ来ても自分の故郷じゃないのに、故郷以上に親しみを感じるというか
なんかものすごく特別な場所だったりする。
昔、両親と東京旅行に行ったとき(確か高校時代だったけど)
父が当時暮らしていた渋谷のアパート近辺まで行ったことがある。
当然父が暮らしていたアパートなどなく、モダンなビルが建っていて
その1階がイケメン揃いのカフェになっていた。
そこに入って私はコーヒーが飲めないのでアイスココアを注文して
ぐびぐび飲んでいたのだが、その横で2人が「懐かしいなあ」などと
昔話をしていたのを思い出す。
きっと私たちも2人で小樽に来たらそうやって思い出話をするんだろうなー。
そう思うと、つきあってから今までの13年というのも長いけど
悪いもんじゃないなーという気がする。
帰って来て夫にあれこれ街の様子を伝えたら、「今度あそこ行ってみたいね」
などと、昔2人でよく行った店の名前なども出てきた。
当時私たちはまだ20代になったばかりだったのお…
それはさておき。
こざるもべびざるもお祭りの出店に歓喜。
酷くたかられた。
一体あれはいくらなんだろう…と思うような風船とかを
「あれ買って」といわれるたびに、ひっぱたいてやろうかと思った私。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/28/40ae9ae430945692223ebf2b5de0876c.jpg)
結局カキ氷と2人で1つのわたあめ、そしてなぜかキャラ付水笛を2人分も
買わされてしまった…失敗。一つ600円もしたよー。
帰りの汽車も海に喜ぶ二人。
でもこざるはなんか物思いにふけっていた様子。
なんだろう。6歳なのに物思うなんて早いんじゃないの?
なんかものすごく楽しかったから、また夏休みの間、しかも夫のいない平日に
小旅行しようかと思ってしまった私たち。
夫は「なんで俺がいないときに」と拗ねていた。
キミは働いてくれたまえ。