「愛に乱暴（下）」読了。

下巻の方がペース早かったかも。

不倫相手に子どもが出来て夫に離婚を迫られる主人公に同情した矢先、
実はその主人公も夫と結婚するときに同じように略奪婚だったことが途中で判明。

因果応報？と思えば同情の余地もなくなったりしつつ。

途中で畳の下を掘り返す場面が出てくるんだけど、そこに夫の不倫相手でも
埋めるんじゃないかとか期待感もったものの、そんなことはなく。
じゃあその掘り返した畳の下、ってなんかのメタファだったのか？とか

ああ、これ以上書いてしまうとネタバレになるのでこのへんで。

ちょっと今回の吉田修一は「乱暴」だったなあ…と思う。
現実はもしかするとこういう感じで生活が続いていくのかもしれないけど
やっぱり小説としてはどこか落としどころが欲しかったかな？と思う。

もちろんすべての小説にオチがなくてはならないわけではないけれど
いろんな要素をちりばめていたのにもかかわらず、あまり回収できていないままで
ちょっとフラストレーションたまった感じ。

年末最後がこの本なのもなんとなく気分が晴れないので、年始に向けてちょっと違う本読もうかな。


今年は全く読書できていない感じの１年だったので、2019年は教科書とか専門書以外に
いろんな本を読む時間を作っていこうと決意を新たにしてみた。

うーん、吉田修一…ちょっとこれは好きじゃなかった。

さるみみ屋恒例年末反省会実施

大掃除がひと段落してお昼に年越しそばを食べながら反省会をする我が家。
今年も当然ながら、反省会実施。

コナンの反省…「ちょっと大学受験なめてた。結構さっくり行くと思ってたけど
　　　　　　　　センターが教科多くて思ったより時間がかかったのが大変だった」

エナリの反省…「わが1年に悔いなし」とのこと。
　　　　　　　そこで私が「総合ＡＢＣの結果が芳しくなくて、先生に心配されたじゃん」
　　　　　　　と突っ込むと、コナンから「だっさ」とさらなる追い打ちをかけられる。

いずれの息子も来年の目標は当然「合格」現在のところ、コナンは必死に追い上げてるけれど
エナリは「余裕」と言っていまのところ何かいうと「ＮＨＫなんで」と切り返しているが…
立命館になる前に最悪の場合は西高に出願変更だからね、と釘をさしておく。

サボさんの反省…今年はテニスの試合に出ると言って結局シーズン最終までぐずぐずしていて
　　　　　　　　エントリーしないで終わったので、来年は必ずエントリーする！とのこと。
　　　　　　　　仕事での目標も語ってくれたわね。サボさんは父を失ったのが大きかったわけだけれど
　　　　　　　　その後も親戚の他界が続いた１年だったので、つらい年だという印象が残った様子。
　　　　　　　　来年は一つでも多く笑って過ごしたいよね。

さるみみさんの反省…今年は転職できたことがやっぱり大きかったかな。毎日難しい課題が多いけど
　　　　　　　　　なんとなく、今この仕事が天職だったのかもしれないと感じてるかな。
　　　　　　　　　46歳になって今更気づいたところが残念。本来ならば22歳で大学卒業して
　　　　　　　　　この仕事始めていたら…かなりのキャリアだっただろうと思う。
　　　　　　　　　まあ、大学院行ってたかもしれないしとか、いろんなルートは考えられるけど。
　　　　　　　　　いずれにせよ、過ぎて行った時間は戻ってこないということを痛感した日々。
　　　　　　　　　ただ、年齢を後悔してもしょうがないので、来年は与えられた機会や場所を
　　　　　　　　　活かして自分の基盤を盤石にしようと思う。そのために勉強も続けていくぞ、
　　　　　　　　　と決意も新たにしたね。


なんか、いろいろあった１年だったけど、来年も我が家はマラソンのように長くリズムよく走っていくわさ。
今年、さるみみ屋にお立ち寄りくださったみなさまも、よいお年を！
　　　　　　　　　

「愛に乱暴（上）」読了

仕事納めがあって、短い年末年始のお休み中なんだけど、
当然のごとく掃除があったり、買い物があったり、主婦業に忙しい。
でも、来月末には放送大学の単位認定試験もあるから少し遅れている勉強も
ちゃんとやっておかなくちゃならないし、サックスの練習もしておきたいし、
読書も全然できてないから本も読みたいし…なんか働いてる平日以上に忙しいかも？

そんなことを思ってだ、TO DOリストガッツリ作ってみた。
Ａ４用紙上から下までびっちりでマジそこまでできるのか？ということを思わないでもないが
そのうちの一つが年末年始中に最低２冊読み終わる、というものだった。
とにかく積読本が多すぎてねえ。

まあそんなこともあってまずは吉田修一「愛に乱暴」を読む。
平凡な兼業主婦の日常が夫の不倫が判明することでおかしく変わっていく、という感じ。
下巻もあるのだけれど、少し狂い始めた主人公の主婦、桃子の様子が
どうなっていくのか、という期待感を持たせたままに上巻はさっくり３時間程度で読了。

女性の描写が上手だったわさ、吉田修一。
特に嫁、姑の会話とかリアルだな～と感じる。この物語がどう収束していくのやら。
あまりネタバレ的なことは書きたくないのだけれど、ミステリー的要素もあるのでは？と期待中。

エナリ三者面談

先週エナリの三者面談に行ってきた。

進路どうする的な話は本当にあっという間に終わってしまったのだが
ここでも担任の先生に「なんで北から南にしたの？」とエナリに尋ねた、という話をされた。
私はエナリから「北は遠いから」しか聞いてなかったことを伝えると、
先生は先生で「友だちが南行くのが多いから」と言われた話をしてくれた。

その理由もあったか。

確かに部活の友だちは結構南志望者がいたりするし。

ちょっと学テはよくなかったけれど、道コンとかも受けてるんだろうし
目途は立ってるのかな？と先生に言われて、うなづくエナリ。

ホントに目途たってんの？

自分の弱点も分かってるんだよね？残りの期間で何をすべきかもわかってるよね？

というようなことを先生に聞かれてすべてにうなづくエナリ…

絶対適当だと思うけど。

一応２学期末時点の５教科の成績は満タンだったようなので、
後は冬休み明けの副科のテストも頑張れよ、的な話も出て終了。

特に何かアドバイスもなく、逆に注意されることもなく。可もなく不可もなく。

そういえば、コナンのときも最後の重要な面談が結構淡々と終わってたっけ。
こんな感じでよかったのかしらね。

なんか軽すぎる。

大丈夫かなあ。

1月の道コンが振るわなかったら、西に出願変更という可能性も残しつつ冬休みを迎える。

三者面談話の前に立命館の入学金の話を。

これまた先週の話題なのだが、エナリ中学校にて三者面談があった。

このちょっと前に、担任の先生がエナリを捕まえて
「立命館高校の来年度の入学金が350000円に上がったのをお父さんとお母さんは
知ってる？志望校変えるかどうか聞いてみて」
と言ったらしく、私も慌てて立命館のHPで確認。入学金ホントに上がってた。

しばらくして中学校からお手紙が配布されて、それは立命館が各中学校へ配布した
保護者への説明用資料だったんだけれど、確かに350000円に上がった理由を書いてたわね。
「将来構想計画と財政状況を踏まえ」増額したとあった。
光星なども300000円の入学金だったり、他も結構20万円台だったことを考えると
確かに立命館の入学金は安かったのかもしれないけれど、だからって350000円にまで
いきなり上げることないじゃん、とか思う私。

まあ来年の４月にアクティブラーニング棟とかいう施設が稼働するということだが、
2020年度には今度授業料とかも上がっちゃうんじゃないかとか思って
結構本気でどこか別の私立受験に変更しようかと思ってた私。

だが、エナリは「立命館に行くことはないから心配するな」と一言。
行くことがないんだったら、他の私立を受けてよ、と思うのだが
そこに関しては変更するつもりはない、ってどういうことか。

サボさんも、結局他の高校の入学金とか見て「高くないか？他も」と言い
結局また考えるのがめんどくさくなってしまったようで「立命館でいいんじゃないか」
という始末。

後から授業料上がったらどうするのさ！という私の主張に対しては
「エナリが行くことはないって言ってるんだから、大丈夫じゃないか？」と一言。
そんな、わかんないじゃん、実際のところ。
私はそれでもめげずに日大を提示してみたが、上野幌というロケーションがNG。
立命館だって江別じゃないか。五十歩百歩だろ！

もう、立命館なにしてくれるのよ～。
どれだけお金かければ気が済むのかしらね。
お金をかけて設備や内容を充実させているのだろうけれど、進学実績はそれに見合っているの？
ここは費用対効果見込める高校なの？

かつて。

コナンが中学受験した当時に立命館に進んだご家庭は立命館に満足していたようだったけど
公立高校残念組で立命館にお子さんが進んだ別のご家庭は結構文句言ってたっけ。
学校見学にも行かないで受験先決めたから今更仕方ないけど、って前置きはあったけど
「あんなにお金かけないと教育できないのかね」というようなことを言ってたのを思い出す。

もう、絶対エナリ公立合格してよ！！

「友だち幻想」読了

いやあひさびさ記録。
12月に入って風邪ひいたり、疲れすぎてバタンキューだったり。
気が付いたらもう今年もあと２週間とは！

本も全然読んでないけれど、とりあえずちょい前に読み終わったこの本を。

ちくまプリマーなので、高校生とか中学生向きかと思いつつも、
本の要約アプリ「フライヤー」で要約を見たのをきっかけにちょっと読んでみようかと。

案の定、対象はそういう青年たちなんだけど、途中でそういう子を持つ親に対してかな？
という部分もあったりして、全体を通して自分も読んでよかったな、とは思う。

ただ途中にイラストが入ってたりするもんだから、やっぱり中高生度は高く
外で読んでるときとか、逆にイラストあって恥ずかしい気持ちがしたり。

文章もとてもわかりやすく書かれているし、字数も少な目なのでサクサクと読める。
普通にしていたら１日で読めると思うのだが、疲れた社会人兼疲れた母さんには難しい。

とりあえず年を越さないで読めてよかったと思うわ。

エナリにもぜひ読んでもらいたいと思うし、本当に人間関係にめんどくささを感じてる
中高生にぜひお勧めしたい内容だったわね。いい本だった。

あと２週間しかない中でちゃんと本１冊くらい読む時間を取りたいものだわ。
今年は、大掃除分割してやることにしたんだけど、まずはカーテン洗いに勤しんでるとこ。

来週はどこやるかな。