さるみみ屋

夫サボさん、私さるみみと2000年生まれ長男コナンくん
2004年産次男エナリくんとの「人生楽ありゃ苦もあるさ」日記。

夏、というにはイマイチな天気だが。

2015-06-30 15:49:06 | Weblog
もう今年も半年が終わるのかと思うと微妙すぎる。
こうしてまた1つ年を取っていくのか…
って、あんまり年齢を重ねることを重たく受け止めてはいないんだけど(爆)

ということで(どういうことか)
今日もボランティア。
今週は夏休み前の掲示板装飾だわね。
今年からデザインなども全面的に別の方にお願いして私は一作業員として参加。
いろんな人のいろんなアイデアが形になった夏の装飾。
暗い廊下がなんだか明るくなったわさ。

私は今、主に図書館内の環境整備にいそしんでいるところ。
分類表示を新しくしただけでなく、子どもたちが本を探しやすいように工夫中。
夏休みの長期貸し出し前にようやく一仕事終えることができるか??


市の派遣ボランティアさんにご指導いただいてちょっと作ってみた。
他に「あらしのよるに」とか「ぐりとぐら」「日本の民話」など冊数の多い本をまとめて
探しやすくしてみてるけど、
やりはじめるときりがない…と感じてたり。

やっぱり「おさるのジョージ」「11ひきシリーズ」「エリック=カール」どうしようどうしよう、
どれも必要なようなそうでもないような…
どんな分類だったらいいかな~



マナさん、徳間本コーナーうちも作った!
ボロボロで処分した本もたくさんあったけど買い足しもしてるから、それなりに増えてる!
まとめたらこんなにあったか!と、少しギョッとしたね。

もうすぐ夏休み。

子どもたちが家に戻ってくる前にやることやっておかなくちゃ。

「気にしない練習」読了

2015-06-29 13:30:16 | さるみみ文庫2015
本屋さんで平積みされてて、ちょっと前から気になってたこの本。
見開き1ページで1つのテーマというスタイルなのがいいかなと思ったり
著者がお坊さんだから説教臭いかな?と思ってどうかな?と思ったり。

まあそんなに高い本ではないし、小説の後はすぐ小説に移りたくないという
ときもあるので、この程度の本なら気軽に読めるかな?と思って購入。

上に書いたように、著者はお坊さんなんだけど
なんていうのか「自分はダメダメ坊主」と前置きしているし、
自分自身でも「こういう考え方はダメだと思ってるけどしてしまう」などという感じで
自分もえらそうに語ってはいるけど、全然できた人間ではないんだ、
という立ち位置に親近感がわく、というか
おしつけがましくないので、「なるほど」と思える。

もちろん「なるほど」と言う部分ばかりではなく「そうかなあ?」ってとこもあるけど
納得できるところから自分に取り入れて行けばそれでいいかと。
気にしない「練習」なだけに、すぐにそういう気持ちの切り替えができるわけもなく
どのくらいか個人差はあるにせよ「練習」が必要なんだと思う。

気になったところにはポストイットつけてるので
いつでも戻って読めるわさ。

読んでみて思うのは、やっぱり日本人だからかな?前に読んだ「教養としての聖書」のときは
「キリスト教思想はちょっと自分の中に入って来ないかも」と思ったけど
今回の仏教思想はすんなり入ってくるね。
これが文化の違いかね。

というわけで「無関心」ではなく「気にしない」練習をして大人になるわ。

詠み人「知らず」…

2015-06-28 13:07:01 | Weblog
今、学校で歴史を勉強しているエナリ。
かつてコナンが歴史を勉強し始めた頃に買った「歴史人物かるた」を
ごそごそとひっぱりだしてきた。
まだまだ古い時代の歴史しか習っていないので、当然わかる人物も少ない。
それでもまあやってみようというところはいいんだけど…

読み札を自分で読み始めたエナリ。読み札が全部ひらかなとはいえ、
ちょっと????すぎる内容に私たちも何の話だかわからないものがいくつも。

たとえば
「えいえんに はんせいめざせ ふじわらのみちなが」

反省を目指す?道長が?
謎だったので、読み札を見ると「永遠に繁栄目指せ 藤原道長」ではないか!
まあ、反省した方がいい人物だったかもしれないけど、目指したのはそっちじゃないよね。
まあこの人物に関してはエナリも学習していたので、
「よく考えてちゃんと見て読もうよ」と言えたには言えた。

「すばらしい うわきがひょうばん うたがわひろしげ」

浮気が評判だったの?広重って???これもまた確認すると
「素晴らしい 浮世絵 評判 歌川広重」
最初におかしいと気づこうか、エナリくん。

「れつ つくり えどをめざした さいしんこうたい」
いや、ちがった「れつ つくり えどをめざした さいきんこうたい」
…どちらも違うんですが。
「最新交代」も「最近交代」もタイプミスでありそうではある。
しかも「最新交代」はどんな交代なんだろう?と想像力も掻き立てられるが
「参勤交代」ですから…

迷走は続く。

「わさびの ぶんかをあいした あしかがよしまさ…え?わさび?」
母は確認するまでもなく「わびさびだろ!」

「せっけんだ! かなわかじまで だいげきとつ」
せ、石鹸???? 

しばらく私も悩んだけどファイナルアンサー
「決戦だ! 川中島で 大激突」だろう。
「かなわかじま」って…知らないから仕方ないとはいえ、どんな読みミス?

歴史人物かるたは、いろんな意味で難易度が高いかるた遊びになってしまった。
読み札読む自分がまだ歴史について知らない状態でこういうことすると
間違って覚えたりしないんだろうか。
カオスすぎるエナリに今日もぐったりした。

「ナオミとカナコ」読了

2015-06-24 10:06:34 | さるみみ文庫2015
これも図書館で予約していたんだけど、なんと予約件数700を超えていたので
もうどうがんばっても2年近くは読めないと判断して予約キャンセル&購入。
ドラマ化されるという話も聞いたのでなおさら先に読もうとね。

小説のドラマ化は大抵失敗、というか別のものとしてみたほうがいいと思う。
私はいつもドラマ化とか映画化された作品は映像の方を見ない。
だって、自分の想像の世界が壊されちゃうからね、映像化されるってことは。
見てるものって、結局はドラマの演出家や監督さんの解釈や想像したものだから
自分のそれとは当然違う。
おまけに配役なんかはたいていその時々人気のある人たちを使うから
さらに自分のイメージと違ったりする。
酷いものだと小説そのものと全然話が変わっていたり。
だったら、別のタイトルでもつけりゃあいいじゃん!と思うこともあった。
そういう「がっかり体験」から小説の映像化作品は見ないようにしてるんだけど
ドラマの撮影が進んでいくと、おそらく本の帯にもナオミ役とカナコ役の女優の
写真が載せられちゃったりして、
それがちょっと人気の女優さんだったら、それだけで本が売れたりして。
ああ、なんかまさに「消費を生み出してる」現場を見るのが嫌だ。

そういう思いもあって、待たずに買って読む。久々の奥田作品。
伊良部先生シリーズも面白かったけど、その後は
「家日和」「我が家の問題」「純平、考え直せ」「沈黙の町で」なんかも
もうちょっとな~と思ってたので、面白くなかったりして…と思って恐る恐る。

でも、実際のところ実質3日で読み終わった。
分厚さに似合わず、サクサク読めたね。最近の宮部みゆきならこういうことはない。
もうとにかくドキドキしながら最後まで読み切った感がある。

夫のDVに耐え苦しんでいるカナコとその友人ナオミが、カナコの夫を殺害する計画を立てて実行する、
というのがこの本の大きなストーリーなんだよね。
彼女たちは完璧に進むと思ってるわけだけど、読んでるこちらからすれば穴がある計画。
「あ、そこたぶんヤバいと思うよ」なんて声をかけたくなる感じ。
当然、少しずつ「おかしいんじゃない?」って気が付く人が出てきて、計画が暴かれる。
さて、この二人はどうなるんだろう…夫の妹から疑いの目が向けられ、妹が彼女たちを追ってくる。
うーん、久々のドキドキ感。なんか「黒い家」の時と同じくらいドキドキしたかも。

まあ気になるのは、カナコのキャラが途中から変わってないか?とかいくつかあるにはあるんだけど
単純にすっごく面白かった。久々に奥田作品で「よかった!」と思えた。
そして、これは映像化したいと思う作品だろうな、とは感じる。
見ないけどね、絶対。

もうそろそろ図書館で予約した薬丸岳の上下巻ものが来そうなので、ちょっとそれを待つことにして
読書はお休みとしようかな~読みたい雑誌もたまってることだし。
この作品は、初めての奥田作品として読むのにもおすすめできるかな。
なかなかいい出会いだったわさ。

漢字検定終了

2015-06-23 15:53:40 | Weblog
日曜日、コナンと一緒に漢字検定準2級を受験してきた。

まあ、コナンは全然勉強してなかったね。
学校の定期テストがあったし、英検も学校の定期テスト前にあったりで
本人いわく「全然勉強する時間がなかった」とのことだが、
たぶんそれは言い訳で、最初から合格狙ってたわけではないのかと思う。
本人も「10月にチャンスあるんでしょ?」と受ける前から
秋の検定を再受験するつもりでいるようだったので
「その時は検定料自分で払いなさいよ」と言っておいた。
こういうものを記念受験的に受けるのは迷惑なのでやめてほしい…

ちなみに今回、散々漢字を読めず、書けずで苦労していたコナンに対し
「兄ちゃん、ずいぶん大変そうだな。ちゃんと勉強しろよ」的なことを言ってたエナリ。
エナリこそ漢字に苦労している張本人なのだが、
秋の検定では、あんたも5級受験するんだからね

会場には大人が多かったけど、内容的には中学3年生でも十分合格できると思う。
実際コナンの友達は小6で合格している子も数名いるので
読書が好きな子だったら、間違いなく準2級はちょっとやれば取れるんだと思う。
母もここに関しては特に問題なし。ってか、準2級って高校在学程度だから
大人としてできてないとやっぱりまずいよな、うん。
2級からが難しくなるのかな?内容見て、秋はエナリと受験するか。
負け戦はしないので、やるからには必ず取るぞ!
ボケ防止のために頑張りますか。

結果来るの楽しみだわさ。
コナンの歯ぎしりが聞こえてくるようだわ~ほほほほほほ!

夏前の塾面談

2015-06-22 10:02:17 | さるみみ学習塾
コナンの定期テストも終了し、またかよ、と思いつつも塾面談に行く。
正直2月に面談してから何か変わった部分もなく、
塾では3月に入った途端ギアあげます的なことを言っていたけど
結局6月の今もそれほどギアは上がってなくて、相変わらず中1、中2生よりも
自習時間が少ない受験生のコナン。
私は結構自習室行くようになってるな~と思ってるんだけど、
コナンの教室で一番自習に来ている子は下手すると月100時間とか自習してるみたい。
100時間?そんなこと可能なんだろうか…と思うけど
その子は一人ダントツで、他の中3は50~80時間くらいなんだって。
で、コナンは?と聞くと30時間弱…
そんなに差があるの?というのが親の正直な感想。

ただ、先生に言われてちょっと長めに自習するようになったら、とたんに風邪ひき
どんだけヤワなんだか…と思い、その辺のことを相談しようかと思ったら、
今回の室長のメインテーマは「7月の数学検定」だった。

実はコナン、この期に及んで「7月に数学検定受けたい」と言いだした。
一度封印して、3月の受験が終わったら死ぬほど数学やっていいから、って言ってたんだけど
なんか「やっぱり2級の1次だけでも今年中に欲しい」と言いだし
私との間であーでもない、こーでもないとかなりガリガリ言い合いしてた。
やはり数Ⅱ、Bになるとちょっと時間をかけないと難しくて
サクサク理解できる部分もあるにはあるんだけど、対数関数とかは完全??だし
かなり時間かかるんじゃないかな。本人は微分積分やってみたいし、ベクトルも比較的抵抗なく
むしろ得意かも…と思ってるんだけど、それでも無理じゃないかと。
しかもあと1か月しかないし、そんなことやってる場合じゃないんじゃね?ということで
室長と意見交換の末、今回はなんとか見送りを納得させた。

英語は今取れている点数的には問題なく見えるけど、実力としてはまだ十分ではないと
室長は判断しているようで、高校英語につもつながる力をつける夏にしたいそうな。
ということで、英語強化の夏となる予定。
数学と理科が仕上がっているので、文系科目漬けになるらしい。
コナンの嫌そうな顔ったら

で、自習時間の話をしたら、担当の先生としては受験生なんだから受験生らしく
時間を増やして気持ちの面で気合いを入れ直してほしいという意味での「自習にもっと来い」
発言だったようなんだけど、室長も
「まあ、性格的に熱くガツガツやるタイプではないと思ってるので、ちょっともう一度相談して
別の形で負荷をかけるようなやり方を考えます」と言ってくれた。

そう、熱くガツガツやるタイプではないのよ、全然。

今回の面談でも「もし受かるかどうか半々の状態だったら、必死に勉強するけど、
今のところ問題ないって言われてるのに、そこまで頑張る気になれない」と発言して
室長をこんな顔にさせたコナン。

問題はここにあるのか?
室長は「そろそろどこかで大きく失敗してもらいたい」と言うと、
コナンは「じゃあ次の模試で失敗します」と言って、また室長の顔がこうなった。
「いや、失敗しようと思ってした失敗はこっちの意図と合ってないし、そもそも失敗にならないし
そこから何も得るものもないから…」と言われて
「あ、そうなんだ…」って、あんたどこまで浮世離れしてるわけ?

挙句の果てに「追い込まれた状況が欲しい」というので、
さすがに私もカチンと来て「じゃあ、私立受けません」と室長に言ってみた。
室長もたぶん「ちょっと待て!」と思ってたと思うし
コナンも「え?そういう追い込まれ方じゃなくて」と言ってたけど
私自身は相当に頭に来てたので「都合のいいこと言うんじゃないって!」と一喝。
場が凍る。

室長はコナンに「自分を奮い立たせるような目標を持て」と一生懸命語っていた。

こんなことを言ってるコナンなんだけど、
実は室長には結構テスト前に不安感を漏らしているのだという。
「基本的にはそういう部分も強く持っている子だから、こちらが出した課題も
素直にきちんとやるし、そういう面では本当に指示通りこなしてくれてありがたい」と言われた。
実際はどれだけ働きかけても、重たい腰が上がらない子が多いみたい。

うちでは絶対私に不安感なんか漏らさないので、塾がそういう心情を吐露する場所として
受け付けてくれてるのなら、それは室長に感謝。ぜひ不安や愚痴を聞いてやってください。
(それも授業料に含まれてると解釈することにしましたわ、ダメ母は)
高校入試に対してではなく、その先にコナンが燃える目標を設定できるか考えてみます、とのこと。
ホントすいません

この夏を乗り切れるのかね、この息子は…

ボランティアだより

2015-06-19 16:20:14 | Weblog
今年度も4月から新しいボランティアさんを募集しての活動が始まった。
紆余曲折、まあいろいろあるけども今年で私も最後だし…と思って
できる限りボランティアさんが集まるような超アピール路線での広報活動にも
静かに勤しんでる感じ。

今年度は今まで来てくださっていた市のボランティアさんが交代して
私たちくらいの世代の方になったので、話をしやすいし相談にも乗ってもらいやすく、
早速アドバイスをいただいた「図書の分類表示が低学年に見にくいかな」
という意見を参考にして分類表示の改善にあたったり、
本を探しやすくする工夫をいくつか試行錯誤でやってみてるところ。

今月は夏休み前に図書館内と廊下の掲示板装飾を一新する活動をメインにやってて、
それが8割がた完成したので、早速飾り付けしてみたわさ。

上の写真はカウンター周りの装飾。
デザイン考えてくれたお母さんが「雨は梅雨って感じでちょっと夏っぽくないかな?」
って心配していたんだけど、いえいえ、作ってみたら涼しげじゃあないですか!
さかなと一緒に作ったことで、ばっちり夏な感じ!


カウンターだけでなく、小窓部分にも余ったのを飾ったらこんなかわいい雰囲気に。

そうそう、この写真の「9文学」ってのが新しく作った分類表示。
シンプルに本のラベルからイメージして作ってみたよ。
見やすいようにちょっとななめ下向きにしたりして。


この棚が一番背が高くて子どもたちに表示が見にくいと指摘されていた部分なのよね。
ここもこんな風に改善しましたわ。本のラベルと同色でそろえたので、見やすい&カラフル。

ただ苦労したのが、表示をどう書き表すか。
日本十進分類法に基づいた分類が最も望ましいのかな?と思い、
9類「文学」はそのまま「文学」として低学年にわかりやすいように
「日本のおはなし/世界のおはなし/詩歌」などと棚の中の本の種類に合わせてもう少し
詳しい分類を併記することでジャンルとしてわかると思うんだけど
たとえば8類「言語」については、既にうちの学校では今まであった分類表示上では「ことば」とあったのね。
つまりそこは、十進分類法上の表記ではなく、小学生にわかるように噛み砕いて書かれてた、ってことだね。
それはここを整理したときに先生がわかりやすい分類表示にした方がいいって判断したからだと思うけど、
やっぱりちょっとここに違和感、というか、国語でも分類について子どもたちは学ぶので
あくまで大きな分類表示としては十進分類法の書き方に統一したうえで、
わかりやすくサイドに併記した方がいいんじゃないだろうかとかうんぬん。

0類「総記」もうちの学校では「一般」になってたんだけど、何が「一般」なのか
イマイチイメージつかない。でも0類を「総記」としたうえで今回は
「調べるための本」「北海道の本」と併記してどんな本が置かれているのか
明らかにしたことで、もうちょっと子どもたちにわかりやすくなったのじゃないかとか
…自己満足か?

こういうことを一つひとつ考えていくのって大変だわね。
司書さんの大変さもよくわかった。

まだまだ本を探しやすくするための環境整備の仕事はあるので、夏休みの貸出までに
もうちょっと工夫してみようかと考え中。
ボランティアさんの募集も継続中。目標数まであと9人のラインまで来た。頑張るぞ!

「教養としての聖書」読了

2015-06-16 06:00:36 | さるみみ文庫2015
西洋の倫理観や文学、絵画、音楽などの芸術の根底にもあるのがキリスト教。
世界の争いごとの背景にあるのも宗教。
そういうこともあって、きちんと聖書の世界を知っておこうかと思った私。
生憎、うちのコナンもキリスト教校に通ってるわけではないので
そういう学校に通ってる保護者のみなさんたちのような教養もないので
どれにしようかな~と思ってたら、
サボさんが「これ何かで紹介されてて読んでみようかと思ってたんだよね~」なんて
言うもんだから「ホント?タイトルもちょうどいいねえ~」ってことになってお買い上げ。

早速読むことにした。
キリスト教を信仰するわけではない私にとって、聖書の世界っていうのは
もうすべてがファンタジーに近い感じで(旧約聖書は半分くらいそうなんだよね?)
どんな書物がそれぞれどんな関係で聖書として1つのまとまりになってるのか、
ということさえも知らないのよね。
ということで、旧約聖書と新約聖書の違いとつながり、
それぞれの書物に描かれた人物関係とその時代背景など、自分なりに図に書いたりして
ようやく「なるほど~」って感じになった。

この本は、著者である橋爪大三郎さんが慶応大学丸の内シティキャンパスでの
全6回教養講座内で語ったお話がそのまま講義形式でまとめられている。
基本的に講義形式の本は好きじゃないんだけど、こういうテーマなので
逆に講義形式で読みやすかったと思う。
しかもこの橋爪さん、もののたとえが面白い、というか若干不謹慎か?と
思わなくもないけど、でも素人にとってはわかりやすかった。
ちょっと苦笑しながら読んだ部分もたくさんあり、気が付けばあっという間に読了。
聖書全部を講義で取り扱ったわけでなく、旧約聖書から3つ、新約聖書から3つなので
大部分はまだ知ってると言えないわけだけど、橋爪さんがキーになるということで
取り上げた6つの書物だけでも十分聖書全体をつかめたわさ。

この本の前が小説だっただけに、ちょっとペース落ちるかも…と思ってたけど
意外に落ちなかった。
この橋爪さん、他にも聖書など宗教関係の本を執筆しているので
また機会があれば読んでみようかな、と思う。

日本人はあまり信仰心厚くないのと、オウム真理教の事件の影響だったり
テロのニュースや民族紛争のニュースも見るから
宗教ってものを「コワイ」と思う気持ちが強いと思うんだけど、
これだけグローバル化も進んで、様々な国や信仰のある人々が日本に来る機会も増え
彼らの信仰に基づく習慣にも配慮する必要がいろんな場所で出てきてるよね。
私たち個人も、配慮できるかできないかと言えばまだできるレベルにはないわけだけど、
配慮できるかどうかは、まず相手の文化や信仰をどれだけ認識しているか、
そこがスタートだと思うので、「コワイ」だけでなく少しでも知ることができたらと思うね。

まだサボさんは仕事が忙しくて読めてないんだけど、
私が日々この本を読み進めるたびに「実はさ~」とネタバレ的に話しているので
読んだら「ああ、このことだったのか」とか思うんだろうな。

勉強になった一冊でしたわ。ごちそうさまでした。



久々のボッソの作品は「Duke」

2015-06-15 14:26:18 | じゃずみみ
そろそろ私の大好きなFabrizio Bossoのアルバムが出ないかと
itunes storeを往復していたところ、見つけたよ、これ、このアルバム。
先月末に出たばかりという新作。

「Duke」ってタイトルだけでジャズ聴きは「デュークエリントンものか…」
とたやすく想像がつくように、まさにデュークエリントンの作品吹いてる。
バックのバンドはどこのなんていうバンドなのか
私はイタリア語ができないので、ボッソのFaceBookも読めず詳細がわからない。
しかし相変わらずかっこいいのお、このパフォーマンスは。

キャラバンもIn a Sentimental Moodもよろしかったけど、
私が注目したのは最後、7曲目に入っている「Perdido」だわさね。
これはかつて私もバンドで吹いたことのある曲なんだけど、ご機嫌なスイング感なのさ。
途中指が転んでグダグダになることも珍しくなかったけど
なんかこの曲はデュークエリントン作品の中でも好きな方。

久々に満足したよ、ボッソくん。

だが、彼はやはりこういうスイングジャズではなく、ビ・バップの人だと思うので
もうちょっと彼らしいアルバムを期待!特にHigh Fiveとしての活動を期待!
まあ、このアルバムでも「It Don't Mean a Thing」(スイングしなけりゃ意味ないね)では
そういう部分も一部出てたけど、もっと聞きたかったかも。

バップと言えば…

うひょひょー!!アートブレイキー!!!
このアルバムは既にあるけど、やっぱいい。
デビューしたてのクリフォード・ブラウンがいいソロを吹いてるよ。
当時のライブ感が伝わってくるわさ。
このアルバムに入ってる「クイック・シルバー」と「スプリット・キック」はダントツかっこいい!
これ直に聞けた人は最高についてる!と思う。
でももう50年以上前の人だから死んでるよね(苦笑)

そしてこのアートブレイキー&ジャズメッセンジャーズで注目を集めたプレイヤーの中でも
特に私が好きなのは「フレディ・ハバート」

そしてこのアルバムがもう平伏したいほどの名盤。

クリフォード・ブラウンやフレディ・ハバートと並ぶくらい後世に残るトランぺッターだと
私が信じて止まないのが、このファブリッツィオ・ボッソ。
彼が生きている時代で、かつ彼の新しい作品をたくさん聞ける状況にあることに感謝。


英検一次終了。

2015-06-09 06:31:39 | さるみみ学習塾
日曜日、コナンは英検3級を受けに出かけた。
学校で受けることもできたんだけど、一緒に受ける同じ学年の友達が
結構何人も準2級だったりしたので、本人いわく「3級かっこ悪いから外で受ける」
とのことで、「こっそり」?書店申込み。

ましてその準2級を受ける友達に「3級ならノー勉で受かるから心配するな」
と言われたことも少なからずプレッシャーになった模様。
「ノー勉」で自分も行けるはず!と思ったのかほとんど勉強してなかったくせに
直前になって「やっぱりやった方がいいかな」とか言いだして
慌ててたところも浅はかな男よのぉ、と思う。

4級までは殆どミスなしだったけど、3級の模擬テスト的なものを見る限り
最初の大問が苦手な様子。
文法的に判断がつくものはあまりミスないんだけど、単語力が問われるものは結構苦手だと判明。
長文がまずいかな?と思っていた私にとっては意外で、
go abroadも、go to abroadとか言うんじゃないか?と思ってたら
「abroadって何さ?」という始末。
うーん、大丈夫なのか、それって…

結局昨日解答速報が出て、採点してみたら、やっぱり大問1で15問中4問も間違ってた
「リスニングの途中で眠くなってちょっと焦った」とかいうから
「おい、大丈夫か、コナンよ」と思ったけど結局その後はいつも通りで
「解答欄マークがずれていなければ」一次試験は大丈夫と思われる。

問題は二次試験か。

めちゃくちゃ日本人英語炸裂なんだよね、うちのコナン。
お前は江戸時代の学者か?って突っ込みを入れたいくらい。
自分でコミュニケーション取ろうとはするので、
言いよどむ、ということはあんまりないんだけど、べたべたの日本人英語。
発音とかイントネーションとかは採点基準の中に入らないのか、それとも入るのか?
本人は「通じれば別に外人みたいじゃなくても問題ないじゃん」
というので、全然気にしていない様子なのだが。
お子さんが準2級持ってるママ友に二次試験のことリサーチせねばなるまい。

次は21日の漢字検定VS母を待つばかり。
一緒に準2級受ける予定。これも友達に「準2なら大丈夫だよ」と言われて
軽々しく申込み&母に勝負を挑んだんだけど、問題集ちょっとやったら全然ダメだった。
その友達は小6時点で準2級取ったらしい。
6年生で取れたんだったら中3の今なら楽勝だろうということだと思うけど
(実際小学校の頃は漢字めちゃくちゃ得意だったし)
本を読まない子だから、既に読みからしてできてない。書きは死んでるし、
かろうじてなぜか部首がわかるくらい…
「漢検の方がヤバそうだ…」と今更ジロー。

ぎゃふんと言わせてやる