さるみみ屋

夫サボさん、私さるみみと2000年生まれ長男コナンくん
2004年産次男エナリくんとの「人生楽ありゃ苦もあるさ」日記。

「パレートの誤算」読了

2022-09-24 22:31:47 | さるみみ文庫2022
久々に備忘録としての読書記録復活!
今年は2月の頭に社会福祉士の試験を受けたのだけど、それまでの1年間は
ほとんど読書という読書をしていなかった暗黒時代ともいえる状況(大袈裟)
でも、試験が終わって、合格したらもう来年再受験する必要もなくなったので、
大手を振っての読書生活。
仕事に必要な専門書もところどころ入ってくるけど、それらは「読書」ではないので
純粋な娯楽としての読書記録を再び!
そういう意味では今年は3月くらいから読書生活スタートしたし、不思議なことに
小説だけでなくいろいろな本を読みたい衝動に駆られているので、これまでよりもかなり
雑多なラインナップになることは間違いない。今年50歳になる私は人生折り返し地点を
迎えてまた新しい世界が広がるかもしれないという予感にかなりワクワク。

まずは柚木裕子の「パレートの誤算」
生活保護がテーマのこの本は、やはり自分の仕事の範囲に割と近いところにあるテーマなので
社会福祉士の勉強中にも「生活保護ビジネス」というブラックなキーワードを聞いていたことも
あって、速攻で読了。
柚木裕子、いいわ、この人。
テーマ自体自分に興味のあるものだったということもあるけれど、話の展開がテンポよく
途中で読者をミスリードさせる場面もいくつかあり、ハラハラドキドキしながら真実がどこにあるのか
読み進めた感じ。
極道や警察小説が多いという印象もあったので、それらがあまり好きではない私は
全く読んだことのない作家さんだったのだけど、この社会派ミステリーはなかなか良かった!
できれば薬丸岳的にもっと社会問題をテーマとして書いてほしいと思った。
サボさんも女性作家はあまり得意ではないと言っているんだけど、柚木裕子は別らしい。
実はこの作品もよかったんだけど、このあと紹介予定の柚木裕子作品が、私にはとっても良かった!
ちょっとこれから注目していきたい作家になりそう。いい本、ごちそうさまでした!

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