さるみみ屋

夫サボさん、私さるみみと2000年生まれ長男コナンくん
2004年産次男エナリくんとの「人生楽ありゃ苦もあるさ」日記。

サンタの立ち寄らない家

2008-12-25 22:04:01 | 東京ライフ
今年、我が家は悩みに悩んだ末、
「サンタクロースと協議した結果、プレゼント受け渡しは保留」
という措置をとった。かなり異例の、かつかなり厳しい決断だった。

日頃から子供たちの悪行三昧に苦しんでいた私たち。
もはや私の眉間のしわも「日本海溝」くらい深く刻まれて
どんなに高価なアンチエイジング化粧品をもってしても
すでに無駄という領域に達していた。それほどに子どもたちは調子に乗っていた。

お互いに喧嘩しているときの反対向きベクトルの力同士もすごいけど
二人がいたずらするために結託したときの同じベクトルの力もすごくて
「押してもだめなら引いてみな」とは言うけれど、
スライドさせたり、ボタン長押ししてみたり、放置してみたり
あれこれ手を打っても火に油を注ぐどころか、
「ここは油田か?」というほど激しい炎が出っぱなしだった。

挙句の果てに、かつては効き目があった
「そんなことしてたらサンタ来ないんだからね」という水戸黄門の
印籠なみのセリフもまったく効果がなく
「そんなこと言って、パパもママも結局頼んでおいてるんでしょ」
と憎たらしい一言をぶつけられて終わるのみ。

私はすでに今月の頭から「今年はサンタが来ない家になろう」と
夫に提案していた。

そもそも、毎度サンタとは別にじじばばたちからプレゼントは
贈られることになっていて、今回は上の写真のレゴの港と
(この船は全長58センチもあって感動的だった!)

こざるには山手線貯金箱(マニアすぎ)とべびざるにエンジンオー(今さら)
がそれぞれプレゼントされて、それだけでも十分といえる。
だからあれもこれもあげる必要なんてないと主張する私に
「かわいそうじゃないの?」という夫。
しかしね、貰えるときだけへいへいということを聞いて
もらった瞬間に掌を返すようなのはもう納得がいかない。
私は断固「脱・サンタ宣言」を展開していた。

結局夫が「渡さないなら渡さないでもいいけど、一応のために用意しておこう」
というので、サプライズ的にボードゲームを一つだけ用意して
隠していた。

昨日まで夫婦で意見が合わないまま夜を迎え、
協議に協議を重ねた結果、
「一応サンタは来た。本来ならば全然いい子じゃなかったから
プレゼントはお断りしたが、サンタと相談して、きちんとお約束を
守れた場合にプレゼントの中身を見ていいということにした」
ということで、枕もとに二人一緒に遊ぶためのプレゼントの箱を
ひとつ置いて帰ったのだと説明した。

二人はまず「なぜひとつだけしかないのか」という部分で不満を持ち
「約束なんてめんどくさい~(こざる)」という不満
「なんで自分はちゃんとお手伝いも毎日してたのにいい子じゃないと
判断されたのか?それは兄ちゃんだけじゃないか(べびざる)」という不満。
それぞれに不満を表明して終わってしまった。

ただそういうサンタへの不満を抱いた二人ではあったが
「ところでプレゼントは何だったのか?」という点では
まだまだ気になるわけで、この冬休み(1/7まで)の間じゅうを
自分たちでどんな目標を立ててそれを実行できるのか、
この点に注目してみた。

今日は結局じじばばからのプレゼントがあったため
そっちだけで十分楽しんでいてサンタのことも忘れていた。

やっぱりサンタのプレゼントなんていらなかったのでは?


東京の小学校、冬休みは短いからか「お約束表」などもなく
宿題も書写となわとび記録カード程度。
こざるもダラダラ生活まっしぐらなこと間違いなし。
ああ、二人とも手放しにかわいかった2歳頃までさかのぼってほしい…
そんなことを思っている私。

今年のクリスマス戦略も失敗だとさ。