さるみみ屋

夫サボさん、私さるみみと2000年生まれ長男コナンくん
2004年産次男エナリくんとの「人生楽ありゃ苦もあるさ」日記。

吉祥寺 虎洞へ行く!!

2008-12-09 06:26:48 | 東京ライフ
いつもバンドの練習に行く時にこの店の前を
通りがかるんだけど、人が並んでいて、これが真夏の
むちゃくちゃ暑い時期でも同じような感じだったので
「ここはどんなラーメン屋なんだろう…」と気になっていた。

我が家は日曜日の昼のような時間帯には家で
生ラーメンを作ることが多かった。
キャベツ玉ねぎとあるときはもやしをひき肉とともに炒めて
ラーメンの上に載せて「野菜ラーメンか?」というくらい
わたしなんかはキャベツたんまりで食べてたんだけど、
その我が家のラーメンライフを支えてくれたのが
ほかでもない「西山ラーメン」だった。

ところがこっちに来てみると、西山ラーメンどころか
生ラーメンそのものがスーパーにほとんどない。
あっても札幌時代のように3食とか5食パックなどではなく
1食単体のものだったり2食までだったりで
もちろん「ちぢれ麺」などではなく、ソバ並みにまっすぐで
最悪なのは全然麺が美味しくないところ。

どこに行ったらおいしい生麺が手に入るのか。
バンドで一緒にやってるピアノの女性が江別出身で
彼女が「池袋の西武の地下食料品売り場に西山ラーメンあったよ」
と教えてくれたんだけど、日曜昼間の家ごはんのために
わざわざ池袋西武まで電車を乗り継いでいくのかと思うと
それはそれはたいそうお高いラーメンになりそうなので
「どこか食べにいくか…」と思ってしまう。

11時半が開店で、先に吉祥寺で買い物をしていた私は
家でレポート作っていた夫にメールで連絡してから電車でおいで、
と言っていたんだけど、11時半に店の前を通ったらすでに満席


私はあわてて夫に「早く来て!」と連絡。
みんなどこから湧いて出たんだろう。外から見ると店内は狭そうで
総カウンター状態。ここのすぐそばに「肉のサトウ」という店があり
そこのメンチカツ目当てに毎度長蛇の列ができているんだけど
そちらも見れば列ができている。

みなどこから来てどこへ帰っていくのだろう…

夫を待ちながら若干詩的な気分の私。

さて夫は20分くらいしてやってきて「なんだそんなに混んでないじゃん」
と一言。第一陣が食べ終わって入れ替わりタイムなんだよ!!
と思いつつも、とにかく腹減りだったので食券購入して列にならぶ。
私も夫も「虎麺」なるものを頼む。

お店の人に「あっさり鶏がらとこってりトンコツとどちらにしますか」
と尋ねられるが、見事にそれぞれ分かれた。
ちなみに「こってり」は夫で「あっさり」は私だと
思われた方が多いと思うんだけど、実際は逆。

そして念願の店内へ。
やはり全部で20人入れない程度の広さで「ニの字」型にお客が座ってて、
真ん中の空間に厨房がある仕組みだった。
私が座った目の前には巨大な五右衛門風呂ですか?というような
鍋が二つもあって、ぐつぐつ煮たっていた。
あの中には何が!!!
おいしいスープが…と思うとよだれが。


そして待ちに待った虎麺が到着!

これ、夫のあっさり鶏がらスープ。
みてよ、このチャーシュー、つうか角煮の美しさ!しかもでかい。
スープをちょっと頂いたら、なんとはやりのゆずこしょう風味!
かつおぶしも入っているようだ。
おお!!!!



そしてこちらがこってりトンコツ。
またしても肉でかい!!!
たまごおいしそう!!
そしてスープは…まろやかーーーーーーーーーーっ。

なんとスープをじゃぶじゃぶ飲んでしまった私。
しかもこの角煮がやわらかくて、脂身もとろとろ…
もう私メタボまっしぐらになっちゃうよ~


至福の時を過ごしたわれわれ。
東京でおいしいラーメンに出会えなかっただけに
感動ひとしお。
店を出てからも「あぽーん…」という感じで
虎麺にいつまでも酔いしれていた私。

誰が何といっても、ここよかったです。
吉祥寺、魅惑だ。