さるみみ屋

夫サボさん、私さるみみと2000年生まれ長男コナンくん
2004年産次男エナリくんとの「人生楽ありゃ苦もあるさ」日記。

りんごの皮がきちんとむけること。

2008-12-17 17:32:21 | 東京ライフ
べびざる園での保護者会でのこと。
園長はこざる小学校の校長と兼任のため、挨拶に校長先生が
やってくるんだけど、そこで
「最近の子供は生活の中で実体験が少ない」という話が出た。
親が危険だからと先回りして危ないことを止めてしまうので
何が危ないかがわからなくなったり、力加減がわからないって
いう話だったんだけど、その流れで、
「そもそも今のお母さんたちも実体験が不足している」
というところに至った。

確かにそうだ。幼稚園で干し柿を干すお手伝いがあったときも
「干し柿ってどうやって作るんだろう?」って
全然知らなかったし、干し柿なんて食べたこと1度くらいしかないと思う。
他にもあれこれ自分の知らないことがあって、幼稚園で
体験をしたべびざるからいろんな事を聞くことも多い。
目からウロコなことはたくさんある。


園長はその具体例として「お母さんたちりんごの皮むけないでしょ?」
と言い出した。園長先生は得意げに
「私はきれいに最後まで皮が切れることなくむけますが、
結構ぶつぶつ途中で皮が切れたり、ずいぶん厚くむくお母さんもいて
昔のお母さんたちはそんなことなかったのに、と思うんですよね」
というではないか。


私はここではっきり言うけど、そうやってりんごの皮はむけない。
はっきり言うけど、りんごをむいてやるときも
そういうむきかたをしない。
私は園長に言いたかった。
何のためにりんごの皮をむくのか?⇒りんごを食べるため。
だとしたら、最後まで皮が切れることなくむけるかどうか、という
ことは問題じゃないと思うし、私なんかは、
ポストハーベストの問題という観点からも厚くむいた方が好ましい、
と聞いたことがあるから、断然園長先生の言う通りではない。

私はりんごをむくとき、まずガシガシとへたの方から縦に包丁を入れて
4等分して、種の部分に包丁を入れて三角に切り種をよける。
「く」の字型になった4つのリンゴをそれぞれさらに半分にして
8この「く」の字になったりんごができてから皮をむく。
生活していく中で、これが一番子供たちに早くりんごを提供できると
思うし、悠長にりんごをくるくるとまわしながら皮をむく時間を
削減して2個目のりんごをむくこともできる。

私はそれを「りんごがむけないからそうしている」のではなくて
そうした方が断然ラクだし、効率的だと思うからだ。
実体験が少ないのは認めるけど、りんごの皮がむけないことが
実体験が少ないことと何の関連があるんだよ!!


と思ったのだ。
効率化をはかるというと、必ず最近では「効率化することによる弊害」
みたいなものが指摘されてしまうけど、
われわれ主婦というのは「どこまで効率化できるか」が
永遠の課題じゃないのかね?と思う。
効率化を追い求めて洗濯機や食洗機がでてきたように
少しでも多くの時間を節約して何か他のことに時間を使いたい。
少しでも多く本を読む時間がほしい
少しでも多く編み物する時間がほしい
少しでも多く寝ていたい…などなど
いろんな願望がある。

そしてそういうことで十分満たされていると
母の機嫌はたいそうよろしくなり、子供たちに落ちるカミナリも減る。
いいこと満載じゃないか。

効率化万歳!りんごの皮がむけないことは問題じゃない!
私はそういう結論に至った。

もちろん、実体験が減っていることは痛感するし、
それが大切だから自分でも手仕事をあれこれと
するようにはしているんだけど、
年々いろんなことを知らないな~と思うことが増えている。
そこは反省すべきだし、これからも日々勉強。

問題はりんごの皮むきじゃないぞ!