第1コリント15:58
『ですから、私の愛する兄弟たちよ。堅く立って、動かされることなく、いつも主のわざに励みなさい。あなたがたは自分たちの労苦が、主にあってむだでないことを知っているのですから。』
コリント教会の信者たちは、パウロにとって頭の痛い存在でした。
問題ばかり起こす信者たちが多く、平気に罪を犯す者も多かったです。
そんなことをしながらも恥を知りませんでした。
またパウロに対しても平気に非難する人たちでした。
それならば当然パウロも、彼らに対して厳しいことばをかけても良いはずですが、パウロは『私の愛する兄弟たちよ』と彼らを呼んでいました。
これが主の心であり、パウロの心でした。
口先だけのことばではなく、愛の心からのことばでした。
彼らを心から愛したパウロが、勧めのことばとして語ったことばが本文でした。
パウロは彼らのために命までも捨てる準備が出来ていました。
問題の多いコリント教会の人たちに『愛の章』である第1コリント13章も送りました。
パウロは主にあっての労苦は無駄でないことを語りました。
自分も信徒たちの労苦も無駄でないことを話し、彼らが堅く立って、動かされることなく、主のわざに励むように勧めました。
【関連聖句】
第1ペテロ2:22-24
『キリストは罪を犯したことがなく、その口に何の偽りも見いだされませんでした。
ののしられても、ののしり返さず、苦しめられても、おどすことをせず、正しくさばかれる方にお任せになりました。
そして自分から十字架の上で、私たちの罪をその身に負われました。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるためです。キリストの打ち傷のゆえに、あなたがたは、いやされたのです。』
【聖書通読】
-落胆と喜び-
- エズラ記4-6章
《 3分バイブルボイス 》