さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

冬至・雪下麦を出だす

2021-01-01 | 今月のことば
あけましておめでとうございます。
12月29日にぶじ仕事おさめができ、
お正月休みをのんびり過ごしています。

一昨年の年末、母が不調をきたしてからあとは
お正月らしいお正月もなく、
実家への行き来、入院と
心配を抱えながらめまぐるしく過ぎました。

6月には母を見送ることになってしまいましたが、
いまこうして、おだやかなお正月を迎えられていることに
感謝したいと思います。

いまの季節は、冬至の末候で
「雪下麦を出だす(せっかむぎをいだす)」。

冬至とは、1年でもっとも昼が短く、夜が長いころのこと。
これから日が伸びていくので、
古代では冬至が1年のはじまりだったそうです。

雪下麦を出だすとは、
降り積もる雪の下で、麦が芽を出すころ。
地中や、冬木立の枝先で、植物は芽吹くちからを育みます。

コロナ感染拡大の問題は、まだまだ続きそうですが
できることをしながら、春の訪れを待つとしましょう。

12月には記事を書けなかったので、
ご近所のお寺さんのことばもご紹介できずに年を越してしまいました。

  

これが12月のことばでした。

昨年の始めの自分より、昨年終わりの自分が
はるかによくなったと思えるかというと、
それはまったく…

成長はみえず、衰えたり、失くしたりしているものの方が多い気がして
うなだれてしまいます。

大きなことではなくても、ささやかでも、
何かを自分は今年、これからさき、なし得るでしょうか。
今は思い浮かばないでいる具体的な目標、道しるべのようなものを
何か考えてみようと思います。



コメント (2)
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