さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

笑顔で歌うこと

2008-10-21 | 歌のおけいこ


発声、発音、リズム感、ブレスのしかた、
歌詞をふまえた自分なりの表現…


歌うにあたっての課題やら
自分がとくにニガテとするところを なんとか克服しようとすることやら

考えることはいろいろあるけれど、


今もし、音楽の神さまが


  ひとつだけ オマエののぞむものをクリアさせてあげよう  


なあんて言ってくれたとしたら(笑)、


これだけは 神さまのチカラをかりなくても克服したい、
できるようになりたいと思っていることが ある。

  (だったら はじめから自分で努力しろ。。。?? ハ、ハイ 



それは、笑顔で歌うこと。



練習の段階で、いきあたった課題ができなくて

何度も泣きそうになって、 

さんざん口やら カオやらゆがめて、 アタマひねって、

考えてもわからなくて、

おなじところ何度も何度もくりかえして、

それでもできなくて。。。


課題をクリアできないまま、
本番に のぞむこともある。


本番…って、
私が考える本番というのは
かならずしも 舞台に立つ ということだけではなくて、


その歌をひととおり習って、
レッスンを受けて、
自分なりに練習もして

という段階をふんだあとに、

とにかく 少人数であれ お仲間うちであれ、
人前で ひとりでその曲を歌うこと


をさしているのですが…


その、本番にのぞむときには

どんなに不安が残っていても、どんなに緊張していても、

うまく歌えなくても、

アッしまった!と思うような失敗やら マチガイがあったとしても



   どんなにヘタでも 笑顔で歌う。

   課題も難題も なにも考えずに、

   ただ 歌える幸せだけを感じながら 楽しく歌う。 



いまの最大の目標であり、私ののぞみ です。



これが、自分でできた! と思えるときが もしあったら、

ほんとうにうれしいと思うし、

そのときは ほかのことたくさんダメダメで指摘されたとしても、

このひとつだけをとって、自分をホメてやりたいと思う。

自分で自分に カンパイします!

いいお酒を のみます!!  

 (私がこんなふうに思うの、めったにないことですが…


あっ、今までに一度だけあったな…


ドイツリートの会で、ひとつの曲を習ったあとに
はじめて お仲間の前で ひとりで歌ったとき。


ヘタでも なんでも、
ひとりで歌ったということが 私にとって すごいことだった。
こんなに緊張しいのわたしが。



で、なんども 失敗したり おちこんだりしながら
いまに至っているわけですが…



ところが この、私のいまの最大目標(!)

笑顔で歌う というのが、ぜんぜんだめ。


まず、あいかわらずの緊張で 
カオも(とうぜん顔の筋肉やくちも)こわばり
カラダもかたくなる。

声はふるえて のびない。 息はつづかない。

だんだん だんだん かなし~くなってきて、

キモチが 沈んでゆき…

ますます 明るい響きから 遠ざかっていく声。 

笑顔のなくなった顔。


   あーあ、また できなかったよ。。。


と、しゅんとなる。


いろいろ考えすぎると、かえって

息の流れが 止まってしまうねぇ…と言われる。



そうなんだ。

いざ歌うときには、ものを考えている場合じゃなくて??

 (いや、考えないといけないのだろうけど、本当は)

それまでの練習内容が、

意識しなくても カラダにしみついているぐらいじゃないとダメなんだ。。。



笑顔で歌えるようになるためには、

本番で なにも考えずに歌うためには、


  もうなにがあってもいいわ  失敗したっていいわ 

  歌うって なんて楽しいの!


って思えるためには…



練習を積むしかない。

結局は ここへ行きつく。



そして 今度こそ! と思う。


いつか、いつかは と思う。


道は 遠いです。


でも、歩くのをやめないでいようと思います。


 (ときどき、ひとやすみはしても!?)






 
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする