さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

ひとの歌声

2008-09-20 | 歌のおけいこ


ひとの歌声って、いいなと思う。

しみじみと 思う。 


つい最近も、それを実感した。

フレッシュな、新進の若いひとたちが歌う、
日本歌曲の コンサート。

みんな音大で 声楽を専門的に学んでこられた人たちだから、
それ相応のレベルに達している。

歌いかた、発声のしかた とか 
私に 音楽的な評価はできないけれど、


じょうずへたを比較して 評価するのではなくて。

だいいち そんなことには あまり興味もないし…。


それより

純粋に そのひとそのひとが歌う歌に、歌声に耳を傾けて聴く。

歌う表情に 見入る。

そうしたら…


おなじ顔のひとが いないように、

おなじ声のひともいなくて、

そのひとが歌おうと選んだ曲、

そのひとが着ているドレス、立ち姿も表情もふくめて

ひとそれぞれの、そのひとにしかない個性というか

感性… 


性質とか 好みとか もっとおおげさにいえば人生

みたいなものが ふとかいまみえる(ような気がする)。


そして、

だれかより うまいとか へただとかくらべるよりも、

そのひとが 自分の声の出しかた、歌いかた、 

想いの表現のしかたの めざすべき方向をみつめて

それに近づけるように、よりよく努力することは

だれもができることなんだと あらためてわかったような。。。


自分にしかない声をだいじにして、
自分なりの よりよい歌声を、歌う表現を めざす。


だれかに、なにかを歌で 伝えられるように。
なにかを感じてもらえるように。


どのひとの、どの顔も 声も 姿かたちもすばらしい。


もちろん 人それぞれの好みはあるとしても、


ひとの姿って…

ひとの歌声って…

いいものだな と 、あらためて感じた。



私も、

欠点だらけだけど ひとりしかいないじぶんを、

ぬけたところだらけの 私の性質 を、

それでもだいじにして、

ひとつしかない 私の歌声 を、

もっと みがきたいなあ


と思う。



…とか 書きながら、

実は 今日も二重唱のレッスンでしぼられてきました 


つねにつねに そうなのですが、

一難去って また一難!? 


あきらめずに ひっぱりあげてくれる師匠にこたえなくては  





コメント (4)
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