タイトル:daqui pro futuro
アーティスト:pato fu
レーベル:大洋レコード
発売日:2007年
内容:
ブラジル・ミナス出身、ポップ・マイスターの粋、5人組。07年東京ファッション・ウィークのモデルも努めるフェルナンダ・タカイのコケティッシュな魅力に溢れた唄声と、ビンテージ楽器のパワー・ポップにNWのカヴァーとフォークトロニカ、そしてメランコリー。“メカニカル”はいかに“オーガニック”を産み出すか?
オルタネイティヴな発想を折り込み、インディペンデント精神に意気づいた、独創的且つ良質なポップを奏でるパト・フ。フロントを努める女性vo-フェルナンダ・タカイは日系三世で“メイド・イン・ジャパン”という日本語詞の曲を披露したこともあります。
今9作目もギター/コンポーザーのジョン・ウリョアによるプロデュース。ジョンとフェルナンダのホーム・スタジオにて録音された今作はある意味実験でもあります。コンピューターやスタジオ・テクノロジーというものが、オーガニックで非機械的な音をどこまで表現できるのか。すべては5人のメンバーの手によって録音され、モダンな楽器からいにしえの楽器まで・・・サンプラーや小物類の助けを借りつつも全てはパト・フのよるもの。手回しオルガンとゼンマイ仕掛けの器械による原始的メカニカル音楽。古いヴィンテージ・シーケンサー、ドラム・マシーン、アナログ・シンセからの音色。アルバム・ジャケットが私たちにサウンドの指向を暗示しています。電気的、機械的で有機的な怪獣がアナログ・レコード盤をプレイしていますね。綺麗な蝶々を産み出しながら。パト・フのスタジオ風景は何故かこのようになるのです。ハイエンドな技術は結果的にシンプルでノスタルジックなサウンドを産み出し、ベーシックな響きから繊細に入り組んだテクスチャーが築き上げられています。(以下略。帯より)
購入日:2007年8月28日
購入店:claro (鎌倉)
購入理由:
夏の終わりに鎌倉に行ってきた。下調べで行きたいと思っていたブラジル音楽の専門店「claro」に立ち寄った。店内で店員の方と話をしていたら、このパト・フのCDを薦められ、店内で視聴してみたら実に良質なポップ・ミュージックで衝動買いしてしまった。ブラジル音楽と言えば、ボサノヴァと思われがちだが、実は本国ではそんなことはないらしい。どこの国でもポップ・ミュージック全盛で、このパト・フもブラジル国内ではたいへん人気のアーティストのようなのだ。(ちなみに、このパト・フは日本のピチカート・ファイブなども好きらしい。なんかわかる気がする。)
とはいえ、このパト・フのヴォーカルであるフェルナンダ・タカイの、どこかささやくようなゆっくりとした歌い方はボサノヴァを思わせる。これはブラジルテンポなのだろうか。サンバなどのアップビートもあるくらいだから、スローリズム主流というわけではないのだろうが。
ブラジル好きの私としては、つねづねブラジル文化に触れたいと思っているので、このような未知の出会いはうれしかった。小さい店ながら、店員さんの丁寧な接客が気持ちいい。
アーティスト:pato fu
レーベル:大洋レコード
発売日:2007年
内容:
ブラジル・ミナス出身、ポップ・マイスターの粋、5人組。07年東京ファッション・ウィークのモデルも努めるフェルナンダ・タカイのコケティッシュな魅力に溢れた唄声と、ビンテージ楽器のパワー・ポップにNWのカヴァーとフォークトロニカ、そしてメランコリー。“メカニカル”はいかに“オーガニック”を産み出すか?
オルタネイティヴな発想を折り込み、インディペンデント精神に意気づいた、独創的且つ良質なポップを奏でるパト・フ。フロントを努める女性vo-フェルナンダ・タカイは日系三世で“メイド・イン・ジャパン”という日本語詞の曲を披露したこともあります。
今9作目もギター/コンポーザーのジョン・ウリョアによるプロデュース。ジョンとフェルナンダのホーム・スタジオにて録音された今作はある意味実験でもあります。コンピューターやスタジオ・テクノロジーというものが、オーガニックで非機械的な音をどこまで表現できるのか。すべては5人のメンバーの手によって録音され、モダンな楽器からいにしえの楽器まで・・・サンプラーや小物類の助けを借りつつも全てはパト・フのよるもの。手回しオルガンとゼンマイ仕掛けの器械による原始的メカニカル音楽。古いヴィンテージ・シーケンサー、ドラム・マシーン、アナログ・シンセからの音色。アルバム・ジャケットが私たちにサウンドの指向を暗示しています。電気的、機械的で有機的な怪獣がアナログ・レコード盤をプレイしていますね。綺麗な蝶々を産み出しながら。パト・フのスタジオ風景は何故かこのようになるのです。ハイエンドな技術は結果的にシンプルでノスタルジックなサウンドを産み出し、ベーシックな響きから繊細に入り組んだテクスチャーが築き上げられています。(以下略。帯より)
購入日:2007年8月28日
購入店:claro (鎌倉)
購入理由:
夏の終わりに鎌倉に行ってきた。下調べで行きたいと思っていたブラジル音楽の専門店「claro」に立ち寄った。店内で店員の方と話をしていたら、このパト・フのCDを薦められ、店内で視聴してみたら実に良質なポップ・ミュージックで衝動買いしてしまった。ブラジル音楽と言えば、ボサノヴァと思われがちだが、実は本国ではそんなことはないらしい。どこの国でもポップ・ミュージック全盛で、このパト・フもブラジル国内ではたいへん人気のアーティストのようなのだ。(ちなみに、このパト・フは日本のピチカート・ファイブなども好きらしい。なんかわかる気がする。)
とはいえ、このパト・フのヴォーカルであるフェルナンダ・タカイの、どこかささやくようなゆっくりとした歌い方はボサノヴァを思わせる。これはブラジルテンポなのだろうか。サンバなどのアップビートもあるくらいだから、スローリズム主流というわけではないのだろうが。
ブラジル好きの私としては、つねづねブラジル文化に触れたいと思っているので、このような未知の出会いはうれしかった。小さい店ながら、店員さんの丁寧な接客が気持ちいい。