タイトル:花に生きる人たちへ
著者:山根翠堂
発行:中央公論美術出版
発行日:1967年7月10日
内容:
いけばな研究家の山根翠堂によるいけばなについてのエッセイ集。
「教える方も、おそわる方も、いけ花の技術だけを熱心に稽古して、人間教育の責任者としての花道家を目的とした勉強には余り熱心ではないようです。(中略)そこで私は全日本のいけ花の先生のほとんどすべてに読んでいただけるような通俗的な本、いけ花の先生の常識といえるものを残らず一冊にまとめた本、いけ花の稽古場の雰囲気をすっかり変えることのできるような本、この一冊があれば花道家の話題はたちまち豊富になるといったものをつくりたいと思いまして、(中略)このようなものができあがりました。」(「はしがき」より)
購入日:2007年8月28日
購入店:公文堂書店
購入理由:
鎌倉の古本屋をぼんやり眺めていたら、古いいけばな本を見つけ、さんざ迷ったあげく購入。
山根翠堂といえば、以前にも『花道日本』という著作を<未読日記21>で紹介したが、この本は同じ著者による遺作本となる。内容は、翠堂が録音テープで吹き込んだテープを息子の山根有三が文字起しをしたとあとがきにある。他に、生前に書かれたいけばな論3篇が収録されている。いけばなの技術的なことがらより、いけばな、花、植物に向かう姿勢や考えなどが述べられているようだ。いけばなについての著作が少ないなかで、山根翠堂という人物が遺した仕事がどれぐらいのものかわからないが調べてみる余地はありそうだ。
著者:山根翠堂
発行:中央公論美術出版
発行日:1967年7月10日
内容:
いけばな研究家の山根翠堂によるいけばなについてのエッセイ集。
「教える方も、おそわる方も、いけ花の技術だけを熱心に稽古して、人間教育の責任者としての花道家を目的とした勉強には余り熱心ではないようです。(中略)そこで私は全日本のいけ花の先生のほとんどすべてに読んでいただけるような通俗的な本、いけ花の先生の常識といえるものを残らず一冊にまとめた本、いけ花の稽古場の雰囲気をすっかり変えることのできるような本、この一冊があれば花道家の話題はたちまち豊富になるといったものをつくりたいと思いまして、(中略)このようなものができあがりました。」(「はしがき」より)
購入日:2007年8月28日
購入店:公文堂書店
購入理由:
鎌倉の古本屋をぼんやり眺めていたら、古いいけばな本を見つけ、さんざ迷ったあげく購入。
山根翠堂といえば、以前にも『花道日本』という著作を<未読日記21>で紹介したが、この本は同じ著者による遺作本となる。内容は、翠堂が録音テープで吹き込んだテープを息子の山根有三が文字起しをしたとあとがきにある。他に、生前に書かれたいけばな論3篇が収録されている。いけばなの技術的なことがらより、いけばな、花、植物に向かう姿勢や考えなどが述べられているようだ。いけばなについての著作が少ないなかで、山根翠堂という人物が遺した仕事がどれぐらいのものかわからないが調べてみる余地はありそうだ。