A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

音楽論004 「Englaborn」

2007-09-04 22:20:37 | music
タイトル:Englaborn
アーティスト:Johann Johannsson
レーベル:P-VINE RECORDS
発売日:2007年7月20日
内容:
アイスランドの鬼才、ヨハン・ヨハンソンによる傑作の誉れ高い最初のソロ・アルバムを待望の国内盤化!

同名の舞台劇『エングラボルン(天使の子供たち)』のために書かれた音楽が改訂・再構成され、ヨハンソン自身の鍵盤演奏とエレクトロニクス、弦楽四重奏団、パーカッションという編成で録音された作品。透徹した空気の漲る世界で、圧倒的に美しい弦の旋律が流れていく。冒頭と最後に据えられた「Odi et Amo(我憎み、かつ愛す)」は、カトゥルスの有名なラテン語詩に曲をつけたもの。コンピューターで合成されたカウンターテナーのヴォーカリストとストリングスの組み合わせが素晴らしい効果を生んでいる。
(CD添付のシールより)

購入日:2007年8月25日
購入店:HMV 渋谷店
購入理由:
アイスランド音楽のドキュメンタリー『スクリーミング・マスターピース』を見てからmumを購入し、さらにアイスランド音楽にのめりこんでいる。映画の中でも「アイスランド人はロマンティックなんだ」という発言があったが、それは音楽性にも現われている。神秘的でスケール感があり、それでいてロマンティックな美しい旋律。いまはそういう音楽が聴きたい。
映画の中では取り上げられてなかったのだが、ヨハン・ヨハンソンもアイスランド出身のアーティストだ。彼のサードアルバム『Dis』は、初めて聴いた時からもう何回聴いたかわからない。1週間このCDしか聴いてなかったというときもあるくらいだ。このCDを貸してくれた我が友人に感謝したい。
そのような下地があるところに、ヨハン・ヨハンソンのデビューアルバムが国内盤発売された。実は1度見かけてはいたのだが、その日は視聴だけして買わずに帰った。だが、あの映画を見てから、再度あらためて視聴をしてみると、やはりいいのだ。弦楽四重奏がピアノとエレクトロニクスにどのように絡むのか心配したが、その心配は無用だった。鍵盤、弦の一音一音に崇高な気持ちになる名盤。私はまたしばらくこのCDをリピートし続けるだろう。ジャケットも美しい!


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