A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記297 「PLANET PIECES」

2009-07-19 21:07:21 | 書物
タイトル:APS企画シリーズ:a piece of work #07 柴川敏之展“PLANET PIECES”
企画・翻訳:南平妙子
印刷:アート印刷株式会社
写真:佐々木敏晴、未正真礼生、柴川敏之
発行:a piece of space APS
発行日:2006年10月31日
内容:
2006年3月13日(月)―3月25日(土)に東京・銀座のa piece of space APS、巷房階段下、奥野ビル屋上階段にて開催された<APS企画シリーズ:a piece of work #07 柴川敏之展“PLANET PIECES”>のリーフレット。

展示図版
「遠い視線」倉林靖(美術評論家)
作家略歴

入手日:2009年6月26日
入手場所:a piece of space APS
2009年6月21日(日)―7月11日(土)に東京・銀座のa piece of space APSにて開催された<柴川敏之―PLANET WALL―>展に行った際、ギャラリーの方より頂いた前回個展のリーフレット。
 柴川氏は「2000年後の41世紀に、私たちの現代社会が“化石”として発掘されたとしたら、一体どのような形で出現するのだろうか?」という設定のもと、よく見かける日常品が発掘品のように廃色し錆が付着したような作品を制作している。これまでの展示ではキャラクター品などがモチーフとして使用され、アイコン的なイメージが強かったが、今展ではやや落ち着いたようだ。そもそも発掘品は、当時どのように使われていたのか、ものの断片ではわかりづらいところが古代への「歴史性」を感じさせるので、あまりものの輪郭でものの見分けがつくのはいかがなものかと思っていた。むしろ、抽象性がある方が実在感が増していく気がする。ということは、それだけ私たちが使うものは、時代が違えば意味さえわからない代物でしかないということで、私たちは今もよく意味のわからないものを使って、生活を過ごしているということか。



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