A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記253 「古今亭志ん朝 弐」

2009-04-25 19:02:34 | 書物
タイトル:隔週刊CDつきマガジン 落語 昭和の名人 決定版⑤ 三代目古今亭志ん朝 弐
編集人:宮本晃
監修:保田武宏
寄席文字:橘左近
CD制作:株式会社ソニー・ミュージックダイレクト
アート・ディレクション:渡辺行雄
デザイン:片岡良子
編集:小坂眞吾(小学館)、内田清子
制作企画:速水健司
資材:高橋浩子
制作:田中敏隆、南幸代
宣伝:長谷川一、山田卓司
販売:豊栖雅文、竹中敏雄
広告:林祐一
発行:株式会社小学館
発行日:2009年3月17日
内容:
名人たちの和芸を一心に体現 三代目古今亭志ん朝[1938-2001]

CD75分
抜け雀…息子は父を超えられるか
厩家事…私がお婆さんになっても

○初めて外車に乗った噺家 素顔の志ん朝
○CD鑑賞ガイド 父の噺を受け継いで

落語をもっと面白くする連載3本立て
田中優子○江戸の女は強かった
五街道雲助○女性の仕種
山本進○天保の改革を乗り越えて

購入日:2009年4月1日
購入店:紀伊國屋書店 渋谷店
購入理由:
 このシリーズを購入してから、ほぼ毎日寝る前に落語を一席聞いてから寝るようにしている。もともとなのか落語のせいか快眠である。
 さて、今回の「抜け雀」は美術系必聴である。なぜなら、無銭宿泊をした狩野派の画家が宿賃として描いた絵が騒動を巻き起こす様を描いているからである。これはなかなかひとつの「絵画論」「美術論」としても聞くことができ、すばらしい話となっている。話の寸法は47分。志ん朝は47分飽きさせることなく、話を堪能させてくれる。
 加えて、田中優子氏の連載が毎回、新鮮な江戸のエピソードを伝えてくれて刺戟的だ。例えば、江戸時代では婿取り婚が多かったという話など、実に興味深い。今の世と較べるとまるで違う国のようで、おかしいやら悲しいやら‥。




最新の画像もっと見る

post a comment