A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記959 『photographers’ gallery press no. 12』

2014-11-27 23:00:34 | 書物
タイトル:photographers' gallery press no.12: 特集:爆心地の写真 1945-1952
発行責任:北島敬三
編集責任:笹岡啓子
編集:米田拓朗、王子直紀、大島尚悟
制作:岸幸太、田代一倫、中村早、角田奈々
表紙・扉写真:北島敬三
発行:東京 : photographers' gallery
発行日:2014.11
形態:187p ; 26cm
内容・目次:
特集 爆心地の写真 1945─1952

[写真]松重美人の5枚の写真/1945年8月6日
[座談会]松重美人の5枚の写真をめぐって
倉石信乃、小原真史、白山眞理、橋本一径、北島敬三、笹岡啓子
「不鮮明について──松重美人の写真、最初の1枚」倉石信乃

「原爆記録写真──埋もれた史実を検証する」西本雅実
広島原爆写真を追って──西本雅実インタヴュー 聞き手・構成:笹岡啓子

[座談会]『LIVING HIROSHIMA』をめぐって 
倉石信乃、小原真史、白山眞理、北島敬三、笹岡啓子
「紙の上の観光──『LIVING HIROSHIMA』と広島の国際観光地化」加治屋健司

[座談会]公園都市・広島 
権鉉基、高雄きくえ、東琢磨、松田正隆、笹岡啓子
「顔と出会うこと」東琢磨

「広いシマの色──吉田初三郎の『HIROSHIMA』をめぐって」椹木野衣
[カラー収録]『HIROSHIMA』(広島図書、1949年)
[邦訳『HIROSHIMA』]ヒロシマ 高橋しげみ訳

「火災写真論 1886-1897」橋本一径

pg chronicle
本誌関連地図(広島市)
参考文献一覧

購入日:2014年11月27日
購入店:ジュンク堂書店 京都朝日会館店
購入理由:
 職場の昼休憩の時にそういえば昨日見たfacebookで誰かがphotographers’ gallery pressの最新号のリンク貼ってたな、と思ってギャラリーのウェブサイトを見てびっくりした。吉田初三郎の幻の原爆鳥瞰図が掲載された『HIROSHIMA』がカラー収録されているではないか。おまけに椹木野衣まで論考を寄稿している。というわけでさっそく仕事帰りにいつものジュンク堂で本書を購入した。
 この雑誌のことは良くも悪くも同人誌写真雑誌だと思っていたが、初三郎まで取り上げる編集方針はすばらしい。年刊誌だからこそできる特集なのだろうが、久しぶりに雑誌のよさを見直す機会になった。それにしても椹木野衣が初三郎について書くようになったら、私の出番はなさそうだ。