A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記954 『増補 明治の迷宮都市』

2014-11-19 23:37:24 | 書物
タイトル:増補 明治の迷宮都市―東京・大阪の遊楽空間 (ちくま学芸文庫)
著者:橋爪紳也
カバーデザイン:佐藤健一
装画:黒崎修斎『園遊会元禄踊りの図』
装幀者:安野光雅
発行:東京 : 筑摩書房(ちくま学芸文庫, [ハ29-1])
発行日:2008.3
形態:316p ; 15cm
注記:1990年5月に平凡社より刊行された『明治の迷宮都市』に, 雑誌『商店建築』の連載を増補したもの
    参考文献あり
内容:
明治期日本の大阪・東京は、欧米文化を急速に織り込みながら、近代都市へと転生していく。そのはざまに、人々が快楽をもとめて遊歩する、〈仮象の街〉ともいうべき空間が生み出された。見世物小屋、百貨店、パノラマ館、高塔、博覧会――。都市とは、その存在自体が見世物である。今日も形を変えて残るこれらの空間を通して、都市の記憶を蘇らせる。雑誌連載「アミューズメントスペース事始め」から、映画館・住宅展示場・市中温泉などの論考を収録する増補決定版。

目次
1 都市と見世物小屋の近代
2 死者たちのユートピア
3 世俗の塔の誕生
4 迷路のなかの快楽
5 パノラマ館考
6 博覧会という体験
あとがき
補遺 アミューズメントスペース事始め
 屋上遊園
 ジェットコースター
 映画館
 人口の冬
 住宅展示場
 市中温泉
文庫版へのあとがき
初出一覧

購入日:2014年11月17日
購入店:Amazon.co.jp
購入理由:
 本書は以前に図書館で借りて読んでいたが、執筆中の論文に参考文献および注に表記するにあたって、ページ数確認のためにあらためて購入した。結局、必要な本は買うことになる。