A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記511 「トポグラフィの日本近代」

2011-06-02 23:37:42 | 書物
タイトル:トポグラフィの日本近代―江戸泥絵・横浜写真・芸術写真 (視覚文化叢書)
著者:佐藤守弘
装丁:神田昇和
発行:青弓社
発行日:2011年3月31日
内容:
近代日本で都市や自然を写し取った江戸泥絵、横浜写真、雑誌メディア、芸術写真を素材にして、場所を描く視覚表象=トポグラフィが流通したことで、人々は環境をどう意味づけ、消費したのかを解明する。
近代期の絵画、写真や雑誌などによって編成されたイメージ群が、いまなお私たちのものの見方を規定していることをあぶり出す。
(本書表紙カバーより)
A5判 216ページ 上製

序章 トポグラフィと視覚文化
第1章 トポグラフィとしての名所絵――江戸泥絵における都市の表象
第2章 観光・写真・ピクチャレスク――横浜写真における自然景観の表象
第3章 伝統の地政学――世紀転換期のマスメディアにおける京都の表象
第4章 郷愁のトポグラフィ――1910年代の芸術写真における山村風景の表象
終章 風景からトポグラフィへ
あとがき
索引

購入日:2011年5月20日
購入店:Amazon.co.jp
購入理由:
 鳥瞰図研究について、とある方にアドバイスをもらい佐藤守弘氏の著作をご教示頂いた。さっそく調べて購入。本書では、鳥瞰図こそ取り上げていないものの、かなり近い領域を研究されていて、とても参考になりそうだ。