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LH1928便は離陸後ミュンヘンからやや南東の方向へ南下し、ベニス上空を通過した後アドリア海に出た。そしてペスカーラから再びイタリア半島に入り、ナポリへと向かう飛行ルートを航行した。飛行機が水平飛行に移ると、ビジネスクラスではケーキと飲み物が配られた。さっき昼食を食べたばかりなので、筆者はケーキを断りオレンジジュースだけを頂いた。機体は離陸から約30分後の16時36分に降下を開始した。そしてナポリ空港に着陸後、定刻より20分遅れの17時30分に機体を滑走路上に停止させ沖止めにした。バスで移動するほどの距離ではなかったため降機後乗客は徒歩で空港ターミナルへ向かった。ナポリ空港ターミナルは非常に複雑な構造となっており分かりにくい。1階が到着ロビーなので、baggage hall(荷物受取所)まですぐのように思えるが、ところがどっこい、一旦二階へ上がらせ、くねくね曲がりながら二階を移動し、再び一階に降りさせるような動線になっており、初心者は必ず道に迷う構図になっていた。従って、旅慣れない人はナポリ空港経由での個人旅行は企てないのが無難である。
旅慣れた筆者は、まごまごしているヨーロッパ人観光客を尻目に案内看板を見ながらすいすいと進み、わずか5分でbaggage hallに到着し、トイレに入る余裕さえ見せた。Priority tagを付けられた筆者の荷物は17時40分にいの一番に出て来た。これをピックアップし、急いでタクシー乗り場へ向かい、タクシーに乗車したのは17時45分。降機からわずかに15分後の早業だった。
以下に水平飛行に移ってから降下するまでの窓外の風景を説明文無しで供覧する
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ケーキを食べる隣席の男性乗客
降下開始
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ナポリの街が見えて来た。右手に見える山はベスビオス火山
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着陸の2分前
降機後は徒歩でターミナルまで移動する
2階の出発ロビーを経由して荷物受取所へ向かうシステムだ
このご夫婦は途中で道に迷った模様だ