我輩は凛太郎である/そしてその母紗夢猫(しゃむねこ)である+ワン!

凛太郎♂(18歳)ミニチュアダックスとハク♂(13歳)和犬雑種+その飼い主ニンゲンの皮を被ったネコ婆♀が繰り広げる日常

ハクが逝きました

2024-07-15 22:56:18 | +ワン! ハクやし

長らくご無沙汰しました。

若かりし頃のハク

推定16歳の老犬になったハクとゆるゆる散歩を毎日こなしながら、そろそろブログを書かないと と思っていましたら、本日10時30分頃ハクが急逝しました。

昨年から不整脈だろうという診断で数回失神または一時的な心停止を繰り返していました。
それが起こると、勝手に断末魔吠えと命名していたのですが、必ず母ちゃんを呼んでくれます。
それが聞こえると寝ていようが、用事をしていようが慌ててかけつけ、抱き起こし「ハク!まだ逝ったらあかん!戻っておいで」と抱きかかえて心臓のあたりを軽く叩いたりさすったりすると息を吹き返しこれまでは戻ってきてくれました。たいてい放尿脱糞のおまけがありますが、帰ってきてくれたらそんなもん!です。

土曜日にめったに無い嘔吐を4回。なにか変なもの食べさしたかな?そんなことはないと思いながらも動物のお医者さんに電話で相談させてもらいました。
いつにもない高速グルグル活動。見ている私が目が回りそう。認知症が1段階進んだ?とか思っていましたら、お腹が痛い時もワンはそういう行動になるそう。
夜中の3時頃までお腹を優しくさすっていましたら、やがて寝てくれました。
翌日は日曜日でしたが、動物のお医者さんは午前中は診察があるので連れていこうと決めていました。

このところ車に乗るとギャンなきで耳が痛いほどなのですが、愛車のジムニーの後部座席も助手席も落ちないように段ボール箱や何やかやで隙間を埋めて、なるべく過ごしやすいようにとそれなりの工夫はしていましたが、わざわざ隙間に足を突っ込んで「助けて」のギャンなき。

いつもいつもすぐに車を止められるとは限らないので、停車スペースがあるところまで我慢してもらい、足を抜いて助け出すというようなことを繰り返していました。
私が好きな車はアトレークラッシックで伊賀市に住まいしていた時に、大型トラックに当たられて全損になるまで乗っていました。
ハクも凛太郎も一緒に乗ってあちこち行ったものです。
あれだと荷台の方がフラットになるから、柔らかいもので囲ってやったらハクも楽だろうと思いながら、ネットで中古車を探したりして楽しんでいました。とはいえ先立つものが無いのも現実で。

そんなこんなで、ハクには不満足なジムニーに乗ってもらって動物のお医者さんに連れていき、血液検査やエコーで診てもらいましたが特にこれといった異変もなく、胃が荒れているのかもという診断になりました。

土曜日は朝ごはんの前に嘔吐し、時間をおいて食べさせましたが、それも全部嘔吐。
夜ご飯はお医者さんの指示の通り絶食。動物のお医者さんが終わってから帰宅して、いつもの半量でご飯をあげましたが、食べようとしません。
なにか口に入れてほしいので牛肉を細かく切ってお湯で炊いてスープにしてあげたら食べてくれました。これが朝ごはん。

夜になってご飯をあげても食べたがらない。大好きなアイスクリームを上げてみましたが少ししか舐めない。
おかしいなとは思っていましたし、凛太郎の臨終前に似ていると頭をよぎりましたが、明日になったらきっと食べてくれると信じて疑いませんでした。

昨日までは尻もちをついたら自分で立てていたのに、それが立てなくなっていました。高齢犬はなにか身体に不具合があるとそういうことはよくあると聞いていましたので、こちらもそんなに気にせず、ハクにも「ちゃんと食べたら、また自分で立てるようになるで」と話しかけ、立てなかったら吠えて呼んでくれるから、そのたびに助けに行っていました。
グル活は普段からしていたので、運動?腹痛?と聞きながら、グル活の途中で両腕で迎えてお腹をさすったりとこれまでになくスキンシップを活発にしていた飼い主でした。
ただ、私を呼ぶ回数がとても増えて。
気配を感じられなかったら呼ぶのです。
呼ばれるとそばに行き、さすったり撫でたり。過去一番のスキンシップ大放出です。
結局夜中の3時半までそばにいて、「母ちゃんもう寝るから、呼ばんといてな」と今から思えば無慈悲な声かけをして寝に行きました。
眠りに入るまでは時々声が聞こえていましたが、ハクにとって深刻なこととは思いもせず熟睡モードに入ってしまいました。それが日曜日から月曜日にかけての夜中のできごとです。

そして朝、あの断末魔吠えには似ているけれど、声が小さい?
慌てて、寝床から飛び出してハクのもとへ駆けつけ、抱き起こしましたがグッタリ。すでに放尿脱糞。手足も幾分突っ張っていました。
今度もきっと帰ってきてくれるといつものように抱き起こしながら擦ったり、軽く叩いたら、手のひらに心臓の鼓動が触り、ハァハァと言うてくれたので一瞬ホッとしたけれど、続きはありませんでした。

抱き起こした状態で私の両腕の中で息を引き取りました。せめてもの慰めです。
抱きこすことで一瞬犬に苦しみを与える ということもあるとは知ってはいたのですが、そんな急に逝くなんて思ってもいなかったので、なんの心の準備もできておらず…。

ハクは逝ってしまいました。

ありがとうハク。

ハクはこんなぐうたら母ちゃんに引き取られてどうだったかわからないけれど、母ちゃんはハクや凛太郎と一緒に暮らせて、本当に良かったよ。
一緒にいてくれて本当にありがとう。
私はこれからどうなるんだろうと 一抹の不安はありますが。

明日、自宅前で火葬してもらいます。

読んでいただいてありがとうございました。

 

にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ 人気ブログランキングへ

 

滋賀県観光情報

高島市観光情報

宇宙天気予報

気象庁地震情報

全国の放射濃度一覧