「リバース」を読んで。

北國浩二さんの「リバース」を読了しました。

どんでん返しが来るであろうことに構えすぎながら読みましたが、その期待を裏切らない感じで面白かったです！
満足度は７５％です。

「夢も希望も持っていないひとで、自分の可能性とか、能力とか、そういう一切を見限ってしまっているんだ。努力したところで先が知れてる。だから努力するだけ無駄。そういう論理で生きていて、事なかれ主義の典型でさあ。親父を見ていると幻滅する。だから、ぜったい親父みたいになりたくないんだ。」

学生の頃は「事なかれ主義」ということが良く分かりませんでしたが、ようやく心底分かるようになってきた気がします。
「事なかれ主義」ってそんなに見下されるような考え方なのかな・・・と。
私には平凡な普通で、波風があまり立たない様な人生を送りたいです。

「大きなテーブルに向き合って、大勢の人が食事をしているの」
「大皿に食べ物が載っているんだけど、みんな馬鹿みたいに長い箸をもっているの。だから、箸で食べ物をつまんでも、箸が長すぎて自分の口にもっていけない。地獄の住人たちはね、無理して自分の口に入れようとするものだから、隣のひととぶつかったりして、喧嘩したり、苛立って罵り合うばかりで、けっきょくひと口も食べられない。でも、天国の住人はね、箸でつまんだ食べ物を、向かいの席に座るひとに食べさせてあげるの。それでみんな仲良く食事をするのよ。考え方を変えるというのは、つまり、そういうことよ」

この天国と地獄の差は、先週読んだ本の中にも出てきました。
有名な説なのかもしれませんが、私には初耳でした・・・。

先週末に久しぶりにカラオケに行きました。
２人で４時間くらい歌いっぱなしだったのですが、そのせいかノドが痛くなりました(泣)

風邪の引き始めっぽくてユウウツです。。。

それでは、また。