「コールドゲーム」を読んで。

荻原浩さんの「コールドゲーム」を読了しました。

彼の本であまり暗い作品は読んだことがなかった気がするので、今作は少し意外でした。
満足度は７５％です。

「ほら、みんな好きじゃん、芸能人でも政治家でも、誰かを悪者にするの。よってたかって引きずり下ろすのがさ。北中二年三組と変わんねえ。どいつもこいつも大人も子どももイジメが大好きなんだ。他人の不幸を見て、自分の不幸を忘れたいんだ。自分だって崖っぷちのくせして、崖の下に落ちたやつに唾を吐くんだ。そして言うんだ。ああ、よかった、自分は崖の上の人間でって」

「他人の不幸を見て、自分の不幸を忘れたい」か・・・。
最低な考え方だけど、自分もそうなんだろうと思います。

それでは、また。