読書感想文。

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「女王暗殺」を読んで。

2010-06-09 19:32:10 | 作家さん/あ行
浦賀和宏さんの「女王暗殺」を読了しました。

前作はまだ何となく記憶にあるのですが、登場人物の背景を少しぼんやりとしか覚えていなかったようで、何だったっけ・・・というようなシーンがありました。
ボリュームがありましたがダラダラした感じはあまりなく、満足度は75%です。

「タマネギの皮を出汁に使ってるんですよ。これが一番美味い」

お味噌汁の出汁はいつも粉末のダシの素を使っているのですが、一回試してみようかなぁ。

「だが人生四十に差し掛かれば、終始他人と自分の人生を比較し、他人に嫉妬し、または他人を見下して生きる人生が始まるものだ。その時後悔しても遅いんだぞ、と近藤は松前に言い諭そうとしたが、止めた。/月並みなアドバイスが有効な歳でもない。」

・・・こんな風に感じてしまうのかなぁ。
確かに成功している人の話を聞いたりすると羨ましくなったり、自分と比べて落ち込んだりすることがあります。
でもその人を引き摺り下ろしたいと思うような感情は、今のところ抱いたことがないです。
成功しているような人はやはり努力してその生活を掴み取ったんだろうと思うし、自分はそんな努力をしたことがないから当然なんだろうな、と諦めて終わりです。

それでは、また。