中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

軽減税率ってどうなの?

2013-01-15 22:37:48 | 活動
新政権になって、経済政策はもとより税についても色々と考えが報道されてきていますね。

その中で意見が割れそうなのが、消費税増税における軽減税率。
実施タイミングで自民党と、パートナーの公明党で意見の食い違いがあるようですが、
基本的に軽減税率をやろうというところは一致しているようです。

軽減税率自体は、低所得者の保護を目的にしたものです。
この目的自体に異論はないのですが、やり方として軽減税率が良いのかはもう少し議論が
なければいけないと思います。

なぜなら、軽減税率は必ず利権を生むからです。

食料品において軽減税率をやることになったとします。
とはいえ、全食料品に須らく適用することはないでしょう。
例えば、肉に適用されて野菜に適用されないとなる可能性もあるわけです。

売れ行きを考えたときに、当然軽減税率を適用してもらった方が良いわけですが、ここで
争いが起こります。

どんな争いかといえば、各業界団体の与党議員への陳情合戦です。

上記の例でいえば、畜産農家の団体と野菜農家の団体の争いになるわけです。

当然、食料品だけでもいろいろあるわけですし、その他の日用品や工業製品はどうなんだという
話にもなります。

そこで、各業界は支援している議員のもとへ行って「わが業界が軽減税率を受けられるよう
お願いします!」と頼みに行くことになります。

また、一人ではなく、複数、そして有力者のもとには多く集まることになります。
そこでモノを言うのが献金となるわけです。
また、そうした業界団体の組織票も。

いつか来た道・・・と感じてしまいます。
(特に、中選挙区時代に顕著だったのですが)

実際、すでに新聞業界なんかは陳情に行っているようですね。
また、与党内からも「新聞には適用すべし!」という声もあるようです。


こうしたところを考えると、給付や還付というほうがクリーンでわかりやすい。
しかし、現金給付となると所得把握にコストがかかります。

その辺を考えると、所得税あたりでやるべきなのかなと思います。
ちょうど所得増税も考えているようですし、一緒に所得税をいじっても良いのではないでしょうか。


とにかく、「軽減税率ありき」ではなく、そのあたりのメリット・デメリットをしっかりと議論して
決定をしてもらいたいと思います。
(もし軽減税率にするなら、明確な理由も)


ちなみに、似たような話で減税措置があります。
その数300超ともいわれます。

そうした減税措置は時限立法ですので、終わりは当然予定されています。
その時期になると、関係する業界団体が陳情に来て、結局延長されるということが続けられてきています。

こうしてずっと減税が続けられているものも多くあります。

代わりに国会議員が得るもの・・・もうおわかりですよね。


むしろ、そうしたものを決定する立場にいる・力をもっている国会議員はその方が良いわけですが。

さて、どうなるでしょうか。
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消防出初式

2013-01-13 22:48:59 | 活動
今日は消防の出初式でした。

まず、第一部として式典が行われました。



ここでは、室内で永年勤続表彰などの表彰や感謝状の授与が行われます。

それから、河川敷に場所を移して観覧と演技。
今回は去年よりも多くの方が見にこられていたように感じました。
河川敷で観覧できるところは市民の方々で一杯に。

その中で行われたのが消防団の梯子のりです。
今回は地元の鳩里分団も登場!



いつもながら見入ってしまいますね。

最後は消防車の一斉放水と梯子車の登場
趣向がこらされていて面白かったですね。迫力も満点です。



今年も、安全・安心のためにご活躍いただきたいと思います。

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市政報告が出来上がりました!

2013-01-11 22:13:35 | 活動
遅ればせながら・・・
市政報告が出来上がりました!

今月もいろいろと立て込んではいるのですが、合間をみつけてポスティングして
いきます。

もうしばらくお待ち下さい。

「送って!」という方は、メールにてお知らせ下さい。
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お土産がたくさん

2013-01-10 22:51:18 | 活動
今日は朝から幹部職員汚職調査特別委員会が開催されました。
私はメンバーではないので傍聴です。

資料がいくつか出されており、そこから各委員が問題点を突いていきます。

ですが、地元町内会の老人会の新年会に呼ばれていたため、途中で出なければ
なりませんでしたので、最後まではいれず。

とはいえ、明らかにすべき部分や改善すべき方向性は掴めましたし、今後の
展開に期待したいと思います。


さて、地元の老人会。
実は、私の地域では14の町内会があるのですが、現在組織化されているのは3つ
だけなのです。

入る方も少なく、役員をするのも大変だということで、メンバーは減少の一途らしい
ですね。。

そんな中、地元町内会は97人の方が加入され、活動しています。

平均年齢は83歳!
今年は白寿が2人、米寿が2人、傘寿が4人とのことです。
ちなみに、白寿と米寿の4人は全て女性。
やっぱり女性の方が長生きなんですねぇ。

集まられた皆さんは、しっかりとお昼からビールで乾杯(私だけお茶)、お弁当も
ぺロリ、ワイワイと楽しんでおられました。

まだまだお元気ですし、いろいろと教えていただくことばかりです。


仕事の都合上中座させてもらったのですが、帰り際に「持って帰り!」とお弁当に
付いていたデザートのみかんを持たされました。



お一人からもらうと、皆さんが「ワシのも持って帰り!」と、みるみる袋いっぱいに(笑)

おいしくいただきます!



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憲法論議について、なんだかなと思うこと

2013-01-09 23:45:24 | 活動
さて、参議院選挙までは安全運転という安倍政権ですが、参議院選挙に仮に勝てば取り掛かり
たいのが憲法改正。

まあ、まずは改正しやすい環境を作ることからということですが、最終的には改憲が目標ですね。
安倍さんは改憲論者ですので。


改憲を言うこと自体は、それこそ憲法下で保障されていることですし、実際に時代に合わない
部分もあるように感じます。

そうした自由が認められていることが憲法の重要な部分です。
つまり、基本的人権の尊重です。


そもそも憲法が生まれる歴史的な経緯として、中世・近代の王政からの脱却がスタートとなります。
なぜ王様が統治をするのか、そこから思想は発展していき、まずは「王権神授説」が出てきます。
(ややこしいですが、後にちょっと関係するので・・・)

つまり、神様から委託されているから統治するんだということです。
しかし、様々な弊害や王様の自由になりすぎるという側面がありました。

そこから、社会契約論が出てきまして、これが原点となります。
政府が統治するのは個人が政府と契約して委ねたからで、その契約書が憲法ということです。

その後、有名なロックなどが出てきまして、自然権をベースにした考えになります。
「人には生まれながらに、誰にも侵されない権利を持っている」というものです。

それは「天賦人権説」として、後に日本にも伝わります。

これが、日本はもちろん、現代の国家が起訴としている、人間の自由と平等という基本的人権の
根本の考え方です。

そうした自由や権利を守るために政府と契約をしており、それに政府が反した場合は革命によって
政府を変えられる権利を持つと考えられました。


長くなってしまいましたが、結局のところ、憲法とは「政府に義務を課す」ものなのです。
(立憲主義的憲法)

ですから、昨今の憲法論議のなかで「国民に対する義務の規定がないからダメだ」という人がいますが、
それは大きな間違いです。

自民党の改憲案として出てきているものは、この視点で書かれており、憲法を国民に義務を課すものと
考えているようです。
なので、以前からダメだと書いてきたのです。

改憲案をまとめた国会議員メンバーで、この天賦人権説を否定している人もいました。。。
基本的人権を否定するということになりますし、何を考えているか分かりません。
(このへんはネットで調べてもらえばいくらでも出てきます)


そもそも今の憲法がどのように日本の発展に寄与をし、どのように国民に受け入れられてきたのか。
その中で変えてはいけないもの(基本的人権の尊重など)・時代にあわせて変えていってもよいものを
議論をする中で考え、その上で変えていくべきです。

そのあたりを考えますと、まだまだ憲法改正の土壌はできていないなと感じます。

ちなみに、私は慎重ながら改憲はすべきと考えています。
(細かい点は、また後日)
コメント (2)
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