中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

いよいよ大阪都構想の賛否が

2015-05-17 21:48:31 | 政治
さて、いよいよ今日の夜遅くには大阪都構想の賛否が確定しますね。
事前の調査では反対が多かったのですが、現状はかなり拮抗しているようで、どうなるでしょうか!?

大阪市民ではないし、維新支持でもないものの、地方政治の大きな転換点であることは間違いないので当然注目です。

さて、大阪都については東京都とならんで西の都を!という感じですが、ごく簡単にいえば大阪市をなくして
区を設置するということです。

ただ、設置される区については東京都の区とは、実はかなり違いがあります。

もし大阪都構想がなったとして、旧大阪市に設置される区には中核市程度の権限が与えられることになります。
今の区は単純な区分けに過ぎませんが、具体的な対応が可能になるわけです。

なお、東京都の区は一般市よりも権限がかなり制限されています。
なので、世田谷の区長さんなどは、都にもっと権限を下ろせと言っているわけですね。
予算も都で決まってからの話ですから。

その意味では、きめ細やかな対応ができることで住民サービスが向上することは考えられます。

また、大阪府が広域、区は地元ということになれば人件費も含めた経費の削減や、いわゆる二重行政的なことは
解消されることが見込まれます。

正直、加古川市と兵庫県でも同じような事業をやっている部分もあるので、このあたりは期待したいところ。


ただ、これだけでは不十分なのも確か。

東京都と並んでというなら、大阪府(都)にも同様の権限が来るなら西のエンジンにもなり得るのですが。
そして、大阪府下の各市にも、その利点を理解していくことをしていけば、ここまで真っ二つにならずに
済んだんでしょうしね。
(東京都の職員さんは、国より上だという意識があると言います)

もともとの都構想は府下の市も取り込んでいく構想でしたし、そちらの方が、地方分権の上では価値があると考えます。
大阪府を再編して広域的な役割や許認可など権限の受け皿としたうえで、各府下に財源と権限を委譲していく形なら
地方分権改革のモデルと成りえたでしょう。

あと反対派の行動を見ると、いろいろと疑問もあります。。
自民と共産が一緒にパレードみたいなことをしているのは、やはり大いに違和感があります。

反論としても「今のままでいいんだ!」では、「なんで今までできなかったの?」の答えがなければなりません。
また、もし否決されたとして、今後はどうなるの?ということがナカナカ見えません。
(対維新としてまとまった各党が、否決後にどういった関係でやっていくかも興味深いですけどね。)


話し合いの解決を求めるのなら、ここ数年が一番のチャンスだったハズです。

まあ、正直、橋下さんのやり方が敵を作ってやり合う形なので話し合いも難しいかもしれませんが。
この点は、大阪にとっては不幸なことですね。


ただ、地方分権改革がほとんど止まっているいま、地方発の新しい仕組みを提言し、実現できれば大きな転換点と思います。

その意味で、橋下さんや維新のやり方についてはいろいろ「?」と思うところもあり、都構想に個人的に不十分さは大いにあるものの、
どちらかと言えば賛成でしょうか。
最近いろいろと調べた結果、思いました。


兵庫県にとっては、大阪が元気になってくれることは大いに求めるところですし、成ったとしても失敗は許されません。

本当に橋下さんが評価がされるのは、これからかもしれませんね。
コメント
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