さてさて、大阪都構想が否決されて一晩たちました。
メディアも様々な分析や今後のことを特集していましたが、政治家橋下徹はメディア(テレビ)が作り上げてきた部分もあり、
その部分では、メディアの前で、ある種爽やかに大々的に幕引きをしたのも、最後まで「橋下徹」であったと感じます。
今後については色々と言われますが、都構想頓挫の後の注目点について、まとめておこうと思います。
①大阪の今後
まず当然、大阪から。都構想が頓挫しても大阪の課題が無くなったわけではありません。
いわゆる二重行政や重くのしかかっている生活保護費を含めた福祉費の対処、膨大な借金をどうするかなど。
反対派は「今のままでやる」ということだったので、政策調整会議など現在の仕組みの中でどう解決していくか、大いに注目
されるところです。
まあ、橋下さんも敵を作ってやってきたことは自覚していましたし、こうなった以上、残りの任期の中で話し合いを進めて
もらいたいですね。
議会でも、対維新で共闘してきた各党が、今後の大阪再建での政策で同じ方向を向けるでしょうかね。
しかし、例えば敬老パスの廃止や民営化による影響がやり玉に挙がっていましたが、総合的に考えると合理的な方法だったと思います。
そこをダシに使ってしまった時点で、そういったある意味聖域に切り込めなくなることは必至ですし、そうすると財政再建は厳しくなる
ような気がしますね。
何せ、大阪のベッドタウンの面もある加古川市としても、大阪が沈んでいかれると困ります。
②国政への影響
「維新の党」
維新の党は全国組織とはいえ、基本は大阪・関西がメインですから、柱の政策が無くなりどうなるか。
安保や憲法改正では維新がカギを握っていただけに、方向性は変わりそうです。
野党再編についても、安倍総理や菅官房長官と仲が良かった橋下さんがいなくなることで、何かあるかも。
とはいえ、議員は自民へ行く人もいるでしょうし、場合によってはバラバラと各党に合流していくのかもしれませんね。
「自民党」
上でもふれたとおり、安保や憲法改正の戦略練り直しは必要に迫られるでしょう。
まあ、維新の次のトップ(江田さんも辞めるなど言っているし)が決まるまでは全体としては様子見しつつ、各個撃破を
していくために話をしていく感じでしょうか。
注目は、そうした官邸サイドと少し溝ができた大阪府連。
「共産党と共闘するのはおかしい」と菅官房長官に言われながらも、連合を組んで最後まで行きました。
ある意味で、地方から中央の戦略を潰した面もあり、またそこに谷垣さんも入っていたところからは、中で議論が巻き起こり
そうですね。
まだ谷垣さんも総理の座を諦めてはいないんでしょうね。
「公明党」
急に態度を変えて住民投票にもっていった点で、中央と府連、また支持母体の創価学会員と行き違いは出たでしょうし、引き締めが
行われそう。
とはいえ、大票田の大阪で維新の影響力を削ぐことができ、一番得をした党かもしれません。
③他市議会への影響
この4月の統一地方選において、大阪府下の市や、兵庫県議会や神戸市議会でも維新が躍進しました。
もともと今回の都構想は関係ない地域とはいえ、背後には橋下さんがいて当選した若い議員も多くいます。
その人たちが今後どのような活動をしていくかも注目です。
改革政党として、兵庫県と神戸市であれば新しい政策も作れそうですが、それを出来る人が県連にいるかどうかですね。
何にせよ、各地域の地域政党色を出していくべきではないでしょうか。
まあ、まだ任期もスタートしていない人が多いでしょうが、4年の任期はシッカリと勤めてもらわねば。
何か長くなってしまったので、続きは明日にします。
つづく!
メディアも様々な分析や今後のことを特集していましたが、政治家橋下徹はメディア(テレビ)が作り上げてきた部分もあり、
その部分では、メディアの前で、ある種爽やかに大々的に幕引きをしたのも、最後まで「橋下徹」であったと感じます。
今後については色々と言われますが、都構想頓挫の後の注目点について、まとめておこうと思います。
①大阪の今後
まず当然、大阪から。都構想が頓挫しても大阪の課題が無くなったわけではありません。
いわゆる二重行政や重くのしかかっている生活保護費を含めた福祉費の対処、膨大な借金をどうするかなど。
反対派は「今のままでやる」ということだったので、政策調整会議など現在の仕組みの中でどう解決していくか、大いに注目
されるところです。
まあ、橋下さんも敵を作ってやってきたことは自覚していましたし、こうなった以上、残りの任期の中で話し合いを進めて
もらいたいですね。
議会でも、対維新で共闘してきた各党が、今後の大阪再建での政策で同じ方向を向けるでしょうかね。
しかし、例えば敬老パスの廃止や民営化による影響がやり玉に挙がっていましたが、総合的に考えると合理的な方法だったと思います。
そこをダシに使ってしまった時点で、そういったある意味聖域に切り込めなくなることは必至ですし、そうすると財政再建は厳しくなる
ような気がしますね。
何せ、大阪のベッドタウンの面もある加古川市としても、大阪が沈んでいかれると困ります。
②国政への影響
「維新の党」
維新の党は全国組織とはいえ、基本は大阪・関西がメインですから、柱の政策が無くなりどうなるか。
安保や憲法改正では維新がカギを握っていただけに、方向性は変わりそうです。
野党再編についても、安倍総理や菅官房長官と仲が良かった橋下さんがいなくなることで、何かあるかも。
とはいえ、議員は自民へ行く人もいるでしょうし、場合によってはバラバラと各党に合流していくのかもしれませんね。
「自民党」
上でもふれたとおり、安保や憲法改正の戦略練り直しは必要に迫られるでしょう。
まあ、維新の次のトップ(江田さんも辞めるなど言っているし)が決まるまでは全体としては様子見しつつ、各個撃破を
していくために話をしていく感じでしょうか。
注目は、そうした官邸サイドと少し溝ができた大阪府連。
「共産党と共闘するのはおかしい」と菅官房長官に言われながらも、連合を組んで最後まで行きました。
ある意味で、地方から中央の戦略を潰した面もあり、またそこに谷垣さんも入っていたところからは、中で議論が巻き起こり
そうですね。
まだ谷垣さんも総理の座を諦めてはいないんでしょうね。
「公明党」
急に態度を変えて住民投票にもっていった点で、中央と府連、また支持母体の創価学会員と行き違いは出たでしょうし、引き締めが
行われそう。
とはいえ、大票田の大阪で維新の影響力を削ぐことができ、一番得をした党かもしれません。
③他市議会への影響
この4月の統一地方選において、大阪府下の市や、兵庫県議会や神戸市議会でも維新が躍進しました。
もともと今回の都構想は関係ない地域とはいえ、背後には橋下さんがいて当選した若い議員も多くいます。
その人たちが今後どのような活動をしていくかも注目です。
改革政党として、兵庫県と神戸市であれば新しい政策も作れそうですが、それを出来る人が県連にいるかどうかですね。
何にせよ、各地域の地域政党色を出していくべきではないでしょうか。
まあ、まだ任期もスタートしていない人が多いでしょうが、4年の任期はシッカリと勤めてもらわねば。
何か長くなってしまったので、続きは明日にします。
つづく!