稲本の移籍

ウエスト・ブロムは稲本をリスク承知で獲得しておきながら、監督が交代するや否や、２部のカーデイフにレンタルで放出した。またマチアス・アルメイダの獲得をもくろんだが、間際でアルメイダが家族の問題で突然引退を表明した。このため他の選手の獲得を目指すようだ。

稲本とアルメイダがかなりポジションがかぶる。稲本がそれなりにカーデイフでがんばっているにもかかわらず、アルメイダの代わりを探すというのだから、稲本は完全に構想外である。

カーデイフは稲本を完全移籍で獲得したいようだが、ウエスト・ブロムがガンバ大阪に払った移籍金は２０万ポンド（約４千万円）らしい。中田浩二の３億６千万円と比べるとずいぶんと安い。本当に２０万ポンドだったのだろうか。

さて稲本はアーセナル→フラム→ウエスト・ブロム→カーデイフとどんどん降格していくが、アーセナルではなく、そのときに獲得を争ってくれたキエーヴォに行ったほうがよかったのではないだろうか。キエーヴォであればもっと出場機会は多かったであろう。

まあこのままカーデイフにいれば２部残留に貢献できるが、ウエスト・ブロムに戻れたとしてもベンチ入りも危ういし、２部降格は多分間違いないから、カーデイフでがんばって来季のプレミア昇格を目指したほうがいいか。ものは考えようかも知れない。