今朝のなでしこのアメリカとの決勝戦。この大会の中での日本のベストゲームだったと思う。これまで精彩がなかった澤、宮間、川澄が初めて3人そろって機能していた。宮間のテクニックがさえたし、川澄の左からの攻撃もよかった。どうしてこれがこれまでの試合で出なかったのが不思議。
最大の敗因は前半は絶対に失点してはいけなかったのに、アメリカのゲームプランどうりに前半早々にリードされたことだろう。あそこをしのげていれば変わった展開になっていたはず。そして前半に2回たたいたバーもどちらかが入っていたかも知れない。
後半は0-1から次のゴールを決められてしまったこと。日本も果敢に攻めて1点返して、終了間際に岩渕の惜しいシュートもあった。2点は取られたけど内容は日本のほうがよかった。フランス、ブラジルがいうようにいいサッカーをしていたけど結果がついてこなかった。
試合が終わってから考えてみると、惜しかったけど全て後手に回っていたわけだ。最初に失点したし、追加点もとられた。つまり勝てそうで勝てなかった。どうして勝てないかといえば運、不運もあるかも知れないが、10回対戦して1,2回勝てるかもしれないという程度の歴然とした差が出たのだと思う。これを10回のうち5回は勝てるようにしなければここぞという大一番に勝てない。
勝てそうだったけど勝てなかった。90%押し込まれたけどミラクルで勝てたというのもあるでしょう。だからサッカーは面白い。1点入るたびに欣喜して1点失点するたびに落胆する。くだらないミスからの敗戦には非常に腹が立って寝られなくなる。たかがサッカー、されどサッカー。名古屋のたかされさん元気かなあ。
昨年のワールドカップは震災の後の異常なモチベーションの高まりで優勝した奇跡にも思えたのが、この銀メダルはなでしこの真の実力をだせた結果。おめでとう銀メダル。男子も取ってほしい銅メダル。
この成果を女子サッカー全体の発展と盛り上がりにつなげてこそ価値があると思います。
これからもがんばっていきたいですね。
ワンバックを獲るお金があるかどうかは・・・いっそのこと協会が面倒見ちゃうとか(笑)。