サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

Speak Up

2012-02-17 19:26:31 | Weblog

英語でSpeak upというと直訳すればもっと大きな声で話せになる。意訳すると自分の意見、主張を積極的に言うになる。仕事の場面でSpeak upといえばやっぱり自己主張する、言いたくはなかったがもう黙ってはいられないという意味になる。

矢野がドイツから新潟に復帰した。故障があったり監督が交代したりと不運もあったが、出番がないことに対して不満を監督に伝えなかったのが一番の原因のように書かれている。もちろんそういうこともあっただろう。

しかし自己主張せずに黙っているのが美徳だと考えるのは日本人の特徴のように思われているが、筆者の長い外国暮らし経験からいえば必ずしもそうではないこともある。能力もないくせに自己主張ばかりする奴は干される。これは外国でも同じなのだ。

自己主張するからには自分の能力に自信がなければいけない。能力の裏づけがあって初めて自己主張できるのだ。その自信がないから監督と話をできなかったのではないだろうか。

ここまで書けば矢野には失礼だが、自己主張してもしなくても干されるのであれば、結果論ではあるがもっとガンガン主張してほしかった。まったくベンチ入りすらできずに満足できる選手などいないと察してほしかったのかも知れないが、そんなことを察してくれる監督はプロスポーツにはいない。

だから矢野は最初からドイツには行くべきではなかったというべきか。


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