サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

気の毒な酒井高徳

2012-08-25 17:40:38 | Weblog

ロンドン五輪に召集されたがほとんど起用されなかったし、おまけにその直後のベネズエラ戦にも召集されたがベンチに座っていただけだた酒井高徳。昨シーズン、特に後半は酒井はシュツットガルトでスタメンで起用されることが多く、監督の期待に応えてかなりいいできだった。それを念頭において五輪にも召集されたのだろう。

酒井がいない間は当然のごとく誰かがそのポジションを争っていた。これは下位のクラブでも同じことだ。シーズン途中ならまだしもプレシーズンの大事な期間だからみんな、特に新加入の選手などは目の色変えて必死である。誰だってベンチスタートだったりましてベンチ外はいやなものだ。そのうちに戦力外になる恐れだってある。

五輪前に香川と宮市を五輪に召集するべきだという意見が多かったが、もし香川が五輪に出ていたら、今頃は間違いなくベンチ外だっただろう。プレシーズンの親善試合だろうがなんだろうが、とにかくクラブに帯同していることが大事だ。

五輪に召集されてかつ新加入の選手、宇佐美、清武、酒井宏も同じように厳しい立場にある。清武の場合は監督に才能を認知されているからいいようなものの、酒井なんて五輪で負傷してクラブに戻ったのだから目も当てられない。今シーズンはほとんど出番が無い可能性もある。

ベスト4という誰もが予想もしなかった好成績だったが、やっぱりJクラブの若手中心でいくべきだったと思う。

五輪を自分を売り込むショーウインドウという観点で考えれば成功したといえるのは、大津、永井、吉田の3人か。特に大津はボルシアで干されている状況を大きく打開できる可能性が出てきたので、大成功といえる。FWはとにかくとして、吉田なんてこの時期からサザンプトンに加入してもポジション取れるのだろうか?


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