サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

U-20女子WC

2012-08-23 08:50:28 | Weblog

夕べの日本vsNZを見た。それにしてもガラガラなスタジアム。他の会場はもっとひどい。協会は招待でもなんでもいいからもっと観客を増やす努力をすべきでしょう。そうでなければ今後若い世代の大会を招致できなくなってしまう可能性もある。それに毎日猛暑のこの時期になんで日本でやるんだ?

さて大柄なNZ対きゃしゃな日本。これはいくら嘆いても仕方がないので、フィジカルの弱さをどう克服できるか。中学生くらいでも国際試合をすると日本の子供は小さいので、相手に大柄なFWがいると簡単に突破されてしまう。だからこれは日本のどの世代にとっても永久的な問題でしょう。

前半にゴール前でのクリアミスからのOGと強力FWを日本のDFが押さえ切れなくて失点し、0-2となる。しかし1点返し後半にも道上がCKからヘッドで合わせ同点。なんとか2-2でドローに持ち込めた。

しかしこのチームはあまりにも課題が満載。これで優勝を狙うというのはかなり無理があるでしょう。

①選手間の距離が長すぎてかつボールを持つ選手にまかせきりになるので、味方がボールを持っていても誰もサポートに行かない。その結果相手に数的優位を作られると簡単にボールロスト。

②両サイドの選手が大きく張りすぎてその結果真ん中の選手との距離が開きすぎる。だからボールを回そうとしても横パスを狙われるのでパスが出せない。

③ボールを回して場面を落ち着かせようとする選手がいない。なんでもかんでも縦1本に速攻しようとする。

④メキシコ戦、NZ戦と日本はあまりにもファールスローが多すぎる。ファールスローなんて1試合にせいぜい1回でしょう。それが4-5回も取られるなんて異常。中学生の試合でもこんなに頻発しない。

⑤ボランチが危機管理していない。決定的なピンチになる前にプレスにいけばいいような場面なのに、だれもプレッシャーをかけに行かない。

攻撃に関してはボールを後ろ向きでもらってもフェイントでターンして前向きにできる選手が多い。これはすごいと思った。また強引でもなんでもドリブル突破で仕掛ける選手も多く、成功するとどうかは別にして頼もしいかぎりだ。しかしDFが非常に不安定である。1対1では負けるのだから、最低2人でプレスにいくべきところをボランチなどの選手がボールウオッチャーになっている。

これは守備練習で徹底すればできると思うのだが、次期なでしこ監督と予想される吉田監督はもうDFはあきらめていて攻撃に特化しているのだろうか。

それにしても美形な選手とそうでない選手の格差が激しい。かわいい選手は色白で目も大きい。すぐにモデルになれそうな雰囲気である。一方いくら親からもらった顔といえども醤油顔で浅黒い選手もいる。ここまで差が出ると世の中の不条理を感じる。


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