ドルトムントが育てビッグクラブに移籍させたスターとしてサヒンと香川がよく例としてあげられる。サヒンはレアルマドリードへ、香川はマンUへそれぞれキャリアをアップさせた。そしてドルトムントも移籍金で大もうけできた。
そのご存知のようにサヒンのレアルでの1シーズンは故障のために非常に惨めなものだった。故障から復帰しても出番はなくレンタル移籍を余儀なくされた。アーセナルとリバプールが取り合ったわけだが、移籍したリバプールではリーグ戦12試合のうち7試合で先発。ゴールは1点のみ。トップ下というポジションから考えればシーズンで10ゴールくらいは期待されているはずだ。前節はベンチ入りのみで出番なし。活躍しているとは言いがたい。
さてわれらが香川は10月後半の怪我が長引き、12月半ばに復帰できるとしてもいきなりリーグ戦での先発は考えにくく、最初はカップ戦要員でしょう。そしてリーグ戦での交代要員になれるかも知れないが、主力の誰かが故障かフォームを崩すかしなければ常に先発というのはまずない。多分これは今シーズン中は続くと予想されるし、来シーズンにも補強があるだろうからまた最初からポジション争いとなる。
さらに今シーズンの復帰してから復調できなければレンタル移籍による放出要員になる可能性もある。サヒンと非常によく似ているわけだ。サヒンはリバプールでもっと活躍できると予想していたが、どうもパッとしない。ドルトムントからビッグクラブに移籍してもキャリアアップとはならないというジンクスでもあるのだろうか。
サヒンはやっぱりリバプールではなくてアーセナルに行くべきだった。
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