EPLサザンプトンの前節のニューキャッスル戦、昨日のノーリッチ戦を見た。サザンプトンはここまでで18位、14試合して勝ち点12という弱さである。得点だけみれば中位のクラブと同じくらいでまあまあだが、失点は14試合で31点とビリである。1試合に2点以上失点するわけだ。
ここ4試合は1点以内に抑えているので何とか安定しているかのように見えるが、どっこい対戦相手が下位ばっかりだったからだ。守備の問題点は3つある。
①GKが実に不安定である。昨日の試合もセットプレーからのなんでもないグランダーのボールをファンブルしてしまい失点。これがなければ勝てていた。
②CBの吉田の守備がもろすぎる。
③中盤でのプレスがきかないため、CBに負担がかかりすぎる。
特に吉田は緩慢なプレーが多い。英語でスロッピーといえばいい加減という意味だが、サッカーで使う場合は緩慢なプレーということになる。空中戦は強いのだが、高くバウンドするボールを競り合うような場面ではボールの方向をミスジャッジして、あっさりと相手にかわされることが多い。これが攻撃の選手であればいいのだが、CBだからミスは即ピンチに直結する。
またロングであれ、ミドルであれフィードが実に下手である。ロングフィードが長すぎて相手のゴールラインを割ることもよくある。この場合はまだ致命傷にはならないが、ミドルフィードをそのまま相手の選手に渡してしまうケースが多い。英語でいうギフトボールだ。これはすぐに大ピンチになる。
サザンプトンの自分のミスでピンチになる場面の半分くらいは吉田絡みではないだろうか。吉田はCBの左側だが、ラッキーなことにサザンプトンの左SBは守備が堅く、吉田のミスをカバーしてくれている。
吉田は移籍してから毎試合先発だが、他にまともなCBがいないのかどうか知らないがどうして吉田をはずさないのか理解不能である。サザンプトンレベルのクラブであれば空中戦に強い吉田で十分なのかも知れない。
今シーズン中に吉田が先発からはずされても驚かないね。
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