京都、札幌、福岡といったJ1とJ2を行ったりきたりしているクラブは常に弱い。一時的に強くなるときがJ1に昇格できたシーズンで、しかしすぐにJ2に落ちる。だから常に弱いといえる。これは選手層の薄さ、クオーリテイのある選手がいないからであり、要するに選手の人件費にかける金がないからだ。京都はたまに金をかけるが、これがいつも無駄使いとなる。
浦和は選手に金をかけているし、それになりクオーリテイの高い選手が多い。しかしここ4シーズンは弱い。フロントと監督の理念の違いが目立つが、どんな理念を持つ監督だろうが優勝争いをできるクラブに仕上げなければならない。それがクラブ監督の責務だ。
さてフロントと監督の対立はよくあることだが、浦和の場合はもっと違った根本的な原因がある。それはキーとなる選手を放出してもそれをうまく補充できないということだ。これと対照的なのがガンバ大阪である。
どちらも強力FWをブラジル人に頼ってきた。そしてそのFWが代わることが多い。ガンバの場合は中東のクラブに引っこ抜かれる場合が多いが、ガンバはこれを商売としているわけだから、代わりのブラジル人を見つけるのもうまい。
逆に浦和の場合は、ポンテがいなくなってからそれに代わる選手がいない。これが浦和凋落の最大の原因である。他にも鈴木啓太の不振、ツーリオ、阿部の移籍などもあるが、ポンテがいなくなってから弱くなるスピードが増した。
だからどんなに監督を毎年交代しても、ポンテのような選手をみつけないかぎり浦和の復活はないだろう。ガンバから遠藤がいなくなったのと同じ状態だ。
ポンテの代わりにはならないが、いっそのことハーフナーを強奪するというのも一興である。
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