Sydney FC

今年の８月から新規スタートとなるAリーグ（このネーミングがなんとも言えない。初めはAustralian Premier League, APLだったんだけど、いつのまにかAリーグに変わっていた）の一番の裕福クラブと言われているSYDNEY　FCにドワイト・ヨークが加入することになった。まだ正式にサインしていないが、７月１日から参加するそうだ。

SYDNEY　FCはリテイを監督に迎え、コーチにイアン・クルーク、選手の中には以前サンフにいたコリカもいてJリーグ経験者が多いのが面白い。そこにヨークの登場である。ヨークはカタールのクラブからも年俸２億円くらいでオファーが来ていたがそれを蹴ってわざわざオーストラリアの新規クラブに加入するのだからちょっと驚きである。

ヨークの全盛期はもちろんコールと２トップを組んでいたマンU時代である。１９９８－１９９９のシーズンには得点王になっている。今シーズンはバーミンガムシテイにいるが、たったの２ゴールである。それでも柳沢よりはましか。

SYDNEY　FCがヨークにいくらオファーしたのか知らないが、間違いなく１億円未満である。Aリーグはたったの８クラブでスタートするわけで、Jリーグのスタート時に似ている。

Aリーグに所属する国内組の選手だけで予選を勝ち抜き、２００６年ワールドカップに出場できたらかなり盛り上がると思うが、Aリーグで目立つ選手はすぐにイングランドあたりに行ってしまうので、果たしてこの空洞化をどう解決できるかが課題であろう。

ヨークは７月１日に本当にシドニーに来るのだろうか。ヨークのお友達にアストン・ヴィラ時代のチームメイトであるマーク・ボスニッチがいる。ヨークはしきりにボスニッチを弁護する発言をしているので、SYDNEY　FCに引っ張りたいのだろう。