サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

五輪サッカー連敗

2008-08-11 07:46:46 | Weblog
夕べは日本のTVをインターネットでライブ観戦できる知人宅におじゃまする予定だったが、急な仕事が入ってしまい、職場でいつものようにスポナビ観戦した。無理すれば行けないこともなかったが、勝てるような気がしなかったので、興味が薄れていた。

こう予想どうりの結果が続くとマスコミで言われているような谷間のアテネ世代から谷底世代に陥り、段々日本のレベルが低下しているのかと危惧してしまう。はたしてそうなのだろうか?

アテネ世代は面子としては悪くなかった。大久保、松井、鈴木、田中達也、阿部、今野、駒野、ツーリオなどなど、ほぼ現在のA代表の中核の選手たちである。そこにOA枠で小野を入れて、とにかく1勝できた。これだけのメンバーでどうして1勝だったのか不思議である。

96年アトランタ以降、五輪サッカーでは毎回強豪が同じ組にいる。ブラジル、イタリア、今回のオランダ(このオランダはあまり強豪ではないようだが)などだ。毎回この強豪には必ず負けている。これは地力からいってもしょうがないことだ。

それでもそれ以外の国にはなんとか勝てている。つまりそれが日本のその時の地力を反映しているといえる。組み合わせにもよるが、なんとか1勝はする。それが五輪での地力なのだ。

今回のメンバーはA代表にも呼ばれている選手が混じっているし、世代としてはカナダでのU-20WC組も合流して、それほど「谷底」といえるほど落ち込んでいるとは思えない。梅崎、柏木そしてOA枠をうまく使えばもっとましなチームになっていたようにも思える。

そう、つまり選手選考の失敗と監督が無能だったのではないだろうか。この2試合で出場した選手はもちろんがんばっていると思うし、相手も簡単に勝てるほど弱くない。中国のグループと比べれば、やっぱり死の組だったと思う。

あと3-4年した時に今回の五輪メンバーから何人A代表に定着しているかによって、この世代が「谷底」だったのかどうかが分かるでしょう。

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