サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

なでしこ雑感

2011-07-23 09:42:20 | Weblog

民放に出演したなでしこメンバーへの質問が実にくだらない。ほとんどバラエテイーである。いくら世間の注目を集めるためとはいえ、選手がここまでしなければいけないのかと悲しくなるし、JFAももっと考えたほうがいい。とはいえ、一部の選手はそれを楽しんでいる雰囲気もあるので、浮かれるのも今週だけにして今後はスポーツに専念してほしい。女子サッカーへの注目喚起は協会の責任でしょう。

アメリカのトークショーにワンバックとソロが出ていて、彼らのメデイアに対するあしらい方がうまいことに感心した。コメンテーターはオフサイドがなんぞやということも理解していないようなサッカー無知のようだったが、ワンバックをそれをネタにして逆に突っ込んでいた。プライベートな質問もほとんどなく、アメリカでの女子サッカーの位置がわかる。

ソロが宮間への尊敬を表していた。Youtubeを見ると、宮間はPKが終わったあとに日本の選手との抱擁の前に、アメリカ選手のところにいき、4-5人と抱擁していた。これはなかなかできないことだ。抱擁とまではいかなくても自分の選手と喜ぶ前に相手の選手を気遣うことは、多少違うが試合終了時の監督どうしがするぐらいだ。

今までWC、五輪、あるいは他のスポーツなどいろいろな選手の歓喜を見たが、自分が喜ぶ前に相手の選手を気遣うという場面は初めてみた。これはそうそうできることではない。

今大会のどんな名場面、名ゴールシーンよりも宮間の行為が素晴らしいと思うし、フットボールを愛する世界中の人々を魅了したと思う。


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