サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

サンドイッチ考

2005-01-21 19:04:08 | Weblog
村上春樹の本を読んでいると必ず主人公が料理する場面が出てくる。たいてい主人公は名前がなく「僕」である。サンドイッチは新鮮な野菜、ローストビーフを使い、ピリッと辛いマスタードをかける。搾りたてのオレンジジュースをいっしょにすると最高。こんな感じである。「ダンス・ダンス・ダンス」の中でディック・ノースがサンドイッチを作る場面がある。片手で作るサンドイッチ。

さてオーストラリア人のお昼のお弁当は子供も大人もみーんなサンドイッチである。まあよく飽きないなと思うほど、とにかくみんなサンドイッチである。都心も郊外もサンドイッチを注文どうりで作ってくれるお店があり、ハム、チーズ、レタスをこのようにして作れと注文できる。内容を濃くするとその分値段も高くなる。

子供のサンドイッチはほとんどがピーナッツバターかベジマイトである。ベジマイトはピーナツバターのようなものだが、においも味をしょっぱい佃煮と考えていただければ間違いない。まずい。でもオージーはみんな好きである。ものすごい食文化の違いだと思う。

もっともオージーの中には魚介類の日本をかぐだけで気分が悪くなるという人もいるのでお互い様かも知れない。先日キャンプに行った際に隣のテントにイタリア系のおじさんがいて、釣ってきたキスのような魚を2匹くれた。この人漁師ではないかと思うほど、きれいに鱗が取られて、さばいてあった。筆者もたまに釣りをするがさばくのが下手なのでいつも難渋していた。

韓国人の子供はよく巻き寿司をお弁当に持ってくる。巻き寿司は韓国人にはかなりポピュラーである。かなり家庭料理の一部になっているようだ。たまにニンニクを寿司に混ぜてあるのでそれはやめて欲しい。

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