前半の立ち上がりは日本のリズムで進んでいたのでエジプトはかなり慎重にきたなと思った。そのうちにエジプトのパスが回り始めて日本のプレスがきかなくなり、ずるずると下がりだした。これは非常に危険なパターンである。しかし全体を通じて決定的なピンチは権田が空振りした場面だけ。あれで失点していたら権田の名前は世界中に発信されていたでしょう。今年一番の間抜けなGKとしてyoutubeにアップされていたかも知れない。
日本の1点目はすばらしかった。相手のミスからボールを奪い、DFとGKの間にボールを出して永井を走らせる。今や日本の最大の武器。しかしゴールした永井が多分肉離れで交代したのは痛かった。ここから日本のリズムがまた悪くなり始めた。かなり重症のように見えたので今大会の出場は無理だろう。
エジプトは前半終わりに斉藤をDFが倒して一発レッド。結局ここが分岐点だったわけで、エジプトのDFは永井や斉藤といった足の速いFWを捕まえられない。だから失点や退場につながった。スペイン戦でもそうだったが、日本のFWのスピードはかなり有効だ。だからこそ永井の負傷は実に痛いが、次戦は斉藤にがんばってもらうしかない。
東の状態も心配。永井よりは軽症に見えたが、相手との接触が無かったのに足をひきずり出したので多分肉離れかも知れない。もし東もだめだったら代役は宇佐美になるのか。
DFも安定して見ていられた。ただしエジプトはかなり決定力が足りないのでSFではこうはうまくいかない。ラマダンを特別許可で回避してもらったわりにはエジプトはたいしたことはなかった。
吉田のヘッドの2点目、大津の3点目もよかった。特に大津はあんな器用なヘッドができるんだ。左からのクロスもよかったがDF2人の間からヘッドを決めるとは驚き。
これで男女ともベスト4に進出。柔道の仇はサッカーで。
ゆったり行った方がいいシーンもあるはずなので、メリハリつけてプレーできたらなと思います。
こちらの報道では永井は打撲、東は捻挫とのことです。準決勝までにできるだけ回復してほしいですね。