サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

低調な試合と無茶苦茶な試合、頭突きの効用

2006-06-26 11:32:40 | Weblog
イングランドvsエクアドルは気温のせいもあるのかスピードがない低調な試合だった。筆者のエクアドル人の友人もさぞかし落胆していることでしょう。南米の中でもエクアドル、ペルー、ボリビアの3カ国はインカ帝国の末裔というプライドを持ち、ブラジル、アルゼンチンといった移民が中心の国と一緒にされては困るらしい。

特にアルゼンチンはイタリア系が中心の国だから他の南米諸国とは国民性が極端に違うという。実際、アルゼンチンとエクアドルでは選手の人種が全く違う。だから南米といってもエクアドルが決勝Tに出るということは革命的なことかも知れない。

しかしエクアドルの決定的チャンスはシュートがバーに当たった1回だけ。あとは守っているだけだから、そのうち失点するだろうなと見ていたら、ベッカム様のスーパーFKが決まった。この1本だけでベッカム様の株は下がらずに済んだ。

オランダvsポルトガルはノーガードのラグビーのような殴り合い。どうしてあんなひどい審判が決勝Tを担当するのだろうか。たしかあのロシア人審判は1次リーグでもひどかったのでまさかもう出て来ないだろうと思っていたら、この試合の担当だったから非常に驚いた。

一貫性のないファール。一貫性のないカード。どうしてフィーゴの頭突きは一発レッドにならないのだろうか?

頭突きといえば98年大会のQファイナルのオランダvsアルゼンチンのオルテガの頭突きを思い出した。あのときのオランダのGKもファン・デルサールだった。あの頭突きが遠因となりアルゼンチンは負けた。今回はフィーゴの頭突きを見逃してもらってポルトガルは勝った。

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