西武の中島がMLBのアスレチックスに入団が決まり、その入団会見でのSexy & Coolという発言がアメリカで注目されている。中島は英語ができないのでもちろんこれは通訳さんのいわば意訳である。中島は球団のGMの印象を質問されて、「かっこいい」と答えた。それを通訳さんがSexy & Coolと訳したわけだが、アメリカ英語はよく知らないがこれはどう考えても意訳しすぎである。
オーストラリアでもCoolという単語はよく使う。主に若い人が使う単語で、老人がCoolと言っているのを聞いたことがない。容姿、状態をほめるときにも使うし、「うまくいった」、「いいねえ」でも使えるし、ナイスガイという代わりにCoolという場合も多い。
Sexyは文字どうり性的な意味合いが強くなる。日本人のイメージするSexyと同じだと思う。ただしアメリカの俗語でCoolに近いのかも知れないが、一般的にはやっぱり色気というニュアンスだと思う。
だから中島が「かっこいい」と言ったのであれば、Coolだけにしておくべきだったと思う。それならば誰でもわかるし、ニュアンスもよく伝わっている。テキサスレンジャーズの通訳はダルビッシュの発言をかなり忠実に訳す。名通訳さんだと思う。ほとんど意訳がない。
それに対してアスレチックスが用意して来シーズンも中島の通訳になるのかどうか知らないが、あの通訳さんは茶目っ気が強すぎるのか、通訳としてだめなのか、注目が必要。
以前ジーコの通訳さんが「ガチンコ勝負」と訳して話題になったが、意訳ならばガチンコのような名言をお願いしたい。
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