サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

NZ戦

2014-03-05 23:32:23 | Weblog
驚いたことにFOXTELが今晩の試合をライブで中継してくれた。オーストラリアに関係ない国際試合をライブでカバーするとはどういう風の吹き回しだい。

さて4-2と結果だけみれば圧勝だが、課題満載である。この試合でWCメンバーを最終選考するというよりも、もう決まっているんでしょう。従ってこの試合は香川と本田に復調の機会を与えるという意味があるだけ。

この試合でのよかった点は、香川がキレキレだったこと。PKとはいえ自分のドリブル突破で取ったものだからゴールは立派。1ゴール1アシストで本来の動きももどり、この試合を契機にしてマンUでの出番が増えることを望みます。

岡崎もよかった。本田と香川でワンツーで崩して右に出してそれを岡崎が決める。これは日本の攻撃の生命線だね。今日の2ゴールでマインツの監督もほっとしていることでしょう。


悪かった点はたくさんある。
本田は動きが悪くブレーキだった。直前合流によるコンデイション不良なのかどうか知らないが、ボールロストも多くスピードもなく、4点取ったまではよかったが、その後は香川の動きを止めてしまった。こんな不出来であれば香川をトップ下にして、左に最初から斉藤でも入れたほうがよかったかも知れない。

ACミランに移籍してからこんな調子でプレーしてきたのであれば、ポジションを取られても理解できる。昨年11月のオランダ、ベルギー戦の頃のキレがなく、本当に復調できるのかどうか心配になる。

右SBは問題多し。酒井はクロスの精度が極端に悪く全く役にたっていない。しかも裏を取られてそこを狙われていた。守備に難がある内田とどちらがましかという選択になるのか。酒井高徳はベルギー戦の失点がこびりついていて守備が怖い。

どの選手にも共通していえることは、攻撃に前掛かりになりすぎていて、ボールをもらう前から飛び出す姿勢が強すぎた。そしてくだらないパスミスからロストするというパターンばかり。後半途中からかなり落ち着いてきたが、ゴールの前にボールチェックに行かなくては失点してしまうという当たり前のことがおろそかだった。

前半早々からポンポンと大量点を取るとこんな感じの試合になりがちだが、4点どまりだったとしてもクリーンシートで守備してほしかった。これではWCではどの試合も2,3点取られて当たりまえになる。

香川は喜んだがそれ以外は不安が増幅した試合だった。

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