ACL CCM対サンフ広島

ACLの第2節。広島はゴスフォードにあるセントラル・コースト・マリナーズ（CCM)と対戦。広島サポが５０人くらいだろうか。アウエーサポで声を張り上げる。わざわざゴスフォードくんだりまで遠征してくる彼らに頭が下がります。

観客は２０００人ちょっととあまりにもさびしい数。しかも入り口でチケットを買おうとするとACLのスポンサーであるチンタオビールの現地代理店の人が無料チケットを配っていて、ただで入場。なんとものどかである。

CCMのサポはゴール裏に陣取る２０－３０人のコアなグループがトランペットと太鼓で大騒ぎするので、日本のプロ野球の応援団のごとく、うるさい、うるさい。

さて試合は広島が前半にCKから相手DFのクリアミスにより先制ゴール。３．１１のゴールパフォーマンスも披露して、この試合は何とか勝てそうな雰囲気だった。しかし雰囲気はここまで。

CCMはかなり引いて守り、カウンター狙い。広島の先制ゴールからすぐにロングボールを放り込んであっさりと同点。そして前半のうちにCKからの混戦から広島の千葉がクリアミスして、相手にボールギフトしてしまい、逆転ゴールをくらう。

広島は昨年に続き、ACLは捨てているのかというゲーム運びだ。CCMは真ん中を固めてそこを石原が崩せないし、ポストにもならない。佐藤寿人はベンチにも入っていない。オーストラリアに来ていないのだろうか？

サイドから放り込むも長身CBのCCMにことごとく跳ね返されてしまい、終始単調な攻撃ばかり。後半残り１０分くらいからリスクを冒して前掛かりで攻めたが、攻めに転じる姿勢があまりも遅い。結局２－１で負けた。

このゴスフォードのスタジアムでこれまで筆者の記憶が正しければ、ACLの公式戦で川崎フロンターレ、名古屋、柏、そして今晩の広島と４クラブがCCMと対戦したが、負けたのは初めてである。

セレッソもホームで完敗したし、明日はマリノスがホームで広州と対戦するが勝てるわけないし、あとはフロンターレのみ。今年もACLでのJクラブ惨敗が第2節にして見えてきた。来週はウエスタン・シドニーとフロンターレの試合を観戦予定です。